むちキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・アレルギー科・血液内科

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10月のお知らせ

10月は市の4か月検診はありません。また11日(月)は本来休日ですが、オリンピックの関係で祝日でなくなってしまいましたので通常通りの診療をいたします。なお、日本脳炎ワクチンは入手のめどがほぼついたので先月から接種の制限を撤廃しています。そして10月からおたふくかぜワクチンについてもある程度のめどが立った―見切り発車のきらいはありますがーので2回目の接種を再開することにしました。
それから新型コロナウイルスの抗体検査(自費)を受け付けます。ワクチン接種後の抗体がどれくらい残っているかを調べることができます。希望される方は遠慮なくお申し出ください。
それにしてもこの一年間コロナで生活のすべてが大幅に変わってしまいました。夏ごろからウイルスの変異によってウイルスの感染力が高まりそれに伴って子供の間でもコロナの感染がしばしばみられるようになりました。学校や、塾、スポーツクラブなどでクラスターということも実際に起きています。皆さんができるだけのことをされているのにも関わらずこのような状況ということは、発生から一年以上たっても行政のコロナ対策のシステムの組み立てに重大な欠陥または不備があるということを示しています。何回も言っていますが、自助共助を頼みにしているようではとてもじゃあありません。幸い、ワクチンが思ったより有効であることはこの間報道などでも繰り返しいわれています。これは変異株のデルタ株などでも基本的には同様です。最初のアルファ株に対してほどは切れ味はよくありませんが、それでもなお重症化のリスクまた後遺症のリスクは接種を受けなかった場合と比べたら大違いです。まだまだ全国で考えた場合接種を済ませた人数は満足できる数ではありません、というよりむしろ集団免疫は今の状況では不可能であるというのが大方の見方です。できるだけ機会を見つけて2回接種を済ませてください。3回目接種ということも言われ始めましたが、基本的には日本人の3回目よりアフリカの成人の一回目のほうが世界にとって重要な獲得目標ではあります。2回接種を終えられた方も多いと思いますが、だからといって今後新たな変異株が出現する可能性がないわけではありません。政府は早くいろんな制限を撤廃したいようですが少なくともこの次に第6波があったらどうするかくらいの方針が立っていないといくら新規感染者数が低下したとしても現在の皆さんが行っている対策-密にならない、換気に気を付ける、もちろん人前ではマスクはするなどーは2回接種を終わられた方も続けていただくのが望ましいと考えます。学校が始まって学校でのクラスター発生や子供に対するコロナワクチンの接種などいろいろご心配とは思いますが、きりがありませんのでコロナについては近いうちに改めてホームページにアップできたらと思っています。
今年は9月1日(火)からインフルエンザワクチンの予約を開始しています。そして今年も実際の接種開始は前倒しして10月4日(月)からとしています。昨年はさまざまの感染対策が行われたことで子供の多くの感染症は激減しました。しかしこのようなことが今年も同じだろうかというとたぶんそんなことはないだろうというのが医療の大方の見方です。あまり甘く考えることなくぜひインフルエンザワクチン接種をするようにしてください。コロナと同様飛沫感染・空気感染を中心に広がるインフルエンザは毎年流行が見られていますが、インフルエンザに対してはどの医療機関でもワクチン接種ができますし、有効な飲み薬や吸入薬もあって治療も普通に受けられます。私たちはスペイン風邪のパンデミックから100年たった今、毎年それなりの流行がありそれに伴う死者もありながらウィズインフルエンザの世界を生きています。しかしながらそれは毎年一定程度の流行があることで集団免疫が持続していることを前提に成立する状況でもあります。ところが昨年はインフルエンザの流行がほとんど見られず、その結果集団免疫ということが危ういというのが今年の状況です。特に乳幼児は多くの感染症に免疫がないので、すべての人に同じようにウイルスが降りかかった場合成人は簡単に感染しないとしてもまだかかったことのない子供は容易に感染してしまいます。先述したように昨年は例年起こるはずのインフルエンザの流行が見られませんでした。つまり感染しやすい状態の子供たちがたまっているわけでここにそんなことを忖度しないウイルスが流れ込んでくるとひとたまりもなく大流行になってしまいかねません。もちろんだからといって必ず流行があるかどうかそれはわかりません。ただ多分大丈夫だろうとして対策を考えないでいるよりはもしかしたら大流行があるかもしれないとして対策を練ることのほうが正しいのは言うまでもありません。夏には予想もしなかったRSウイルスの大流行があったわけですし、ノロウイルスやロタウイルスなども今後インフルエンザと同じような可能性があります。しかもノロやロタウイルスはアルコールや手洗いでは排除できません。またいわゆる夏風邪の手足口病とかヘルパンギーナのウイルスも同様で、これらはコロナの予防策だけでは対応は不十分なのです。
今年の気候は暑かったり急に涼しくなったり例年に増して不順ですし台風があい次いで上陸するなど、喘息の子供さんやそうでなくても気管の弱い子供さんの咳・鼻の症状が悪化したり長引く傾向が強く見られます。もともと運動会・文化祭など2学期はいろいろの行事があるはずなので、体調を崩さないよう早めにご相談ください。
医療・看護はいわゆるエッセンシャルワーク=社会が回るために必須の職業―の一つであり、エッセンシャルワークはケアという概念なしでは成立しません。ケアというのは親密性を担保した他者との接触という関係で成立します。コロナのある世界でソーシャルディスタンシングを取りながらどこまで接近し接触して医療・ケアを行うことができるのか考えていかねばなりません。

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