むちキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・アレルギー科・血液内科

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8月のお知らせ

お盆休みは12(木)~15日(日)、カレンダー通りです。また9日(月)はオリンピックの関係で休日になっていますのでご注意ください。その他、市の4か月健診は4日(水)です。その日の午前と夕方は通常通りです。
コロナはともかく今最も問題なのはRSウイルス感染症です。保育園・こども園など大流行です。コロナのこともあって各々の園で感染予防策は講じておられるはずなのになぜ…という気もしますし、また普通夏風邪ということで手足口病、ヘルパンギーナといった感染症は今年もほとんど見られていないにもかかわらずRSだけが突出した流行を見るのはある意味謎ですが、少なくとも昨年学校や幼稚園などが長期間休みで外出もしなかったことなどで感染の機会がなかったため今年が免疫の空白期となったということが関連しているのは間違いないところです。インフルエンザはワクチンもありまたゾフルーザなどの有効な薬もあるためある程度流行したとしてもそれほど医療がひっ迫することはないのですが、RSはワクチンもなければ特効薬的なものもないのでケースバイケースで治療せねばなりません。しかもほぼすべてのケースで、検査キットを使って検査しても収入にはつながらず逆に医療の側の持ち出しとなります。また3歳以上だとそれほど重症にはならないというのが通り相場ですが、今年は少し年齢の上の子供さんや成人であっても一定程度の症状がみられることがあります。乳幼児だと急速に症状が進行して呼吸困難→ICU収容ということもけっして稀ではないので特に乳幼児ではそれなりに検査して、酸素濃度なども参考にしながら各々の症状に合った治療を行うことが必要になってきます。
と、昨日書いたのですが、最近小中学校で、そしてついに6歳未満の子供にコロナが出たということを今日聞きました。医師会からも市からも何もないので詳細は不明ですが、このRSのまん延状態のところにもってきてコロナまでかぶってくるというのは結構大変だと改めて思います。
次はやっぱりコロナです。とうとう緊急事態宣言下でのオリンピックが始まりました。災害からの復興五輪、コンパクトな五輪といった原則はとっくの昔に消し飛んで、かわりにIOC委員への贈賄疑惑、女性蔑視、障碍者に対する虐待の聞くも汚らわしい自慢話、果てはユダヤや歴史認識に関する考えられない無理解などパンドラの箱が開いたみたいな状況になっています。神話のように希望だけでも残っておればよいのですが。とにかくできるだけスルーする形で、家の中で冷房をかけてテレビでアスリートの活躍を応援するようにしましょう。組織委員会の言うバブルなんて医療の常識に照らして機能する筈がありませんし、ブルーインパルス見物みたいに皆さんが外出して密になったりしたら~まあそうでなくてもコロナの感染はここしばらくはどんどん増えていくことと思います。65歳以上はワクチンの接種が何とか進んでいるため見かけ上は感染が減っていますが、かといってその年齢層でも30~40%は未接種なわけでまだまだ不安定と考えるべきでしょう。より若い年齢層ではワクチン接種もけっして軌道に乗っているわけではないので、今後20~30代を中心に感染が広がり40~50代では重症化する人が増加することが予想されます。特に最近増加しているデルタ株は感染力もまた重症化率も今までのものと比べて高いことが明らかとなっているうえに、ワクチンの効果もちゃんと2回やらないと弱いことが示唆されています。今まで言ってきたことですが国家が守ってくれない以上私たちは自身で自分を守らないといけません。参考までにインドのTATAメディカルセンターが「新型コロナウイルス感染症に対する賢い選択」というのを出していますので紹介しておきます。TATAというのはインドの世界の株価を動かすことのできるほどの大富豪です。私はインド癌学会に招かれてボンベイで講演をしたことがありますが、ボンベイでは大学も、病院も、博物館も全部TATAでしかもそれらがすべて世界の一級品でとてもびっくりしたことを覚えています。つまりこれは信頼すべき一般市民向けの提言です。
・公共の場では常に顔にフィットしたマスクを適切に使用する
・特に屋内での人込みを避ける
・コロナを疑う症状があれば検査を受け、症状が軽度であっても自己隔離を行う
・呼吸困難や酸素飽和度が92%以下に低下した場合には医療機関を受診する
・順番が来たら可及的速やかにワクチンを受ける。過去のcovid-19感染歴があっても同様
呼吸困難・・・は言わずもがなですが、日本は全国民としてはワクチン接種率がまだまだ低いので2回のワクチン接種を済ませた方も基本的には今までと同様の抑制された行動を続けていてください。今年も他府県からのお盆、特に流行地からの帰省(特にワクチン未接種の人)は控えていただくのが望ましいでしょう。ただ、家族や同じ職場でワクチン2回接種を済ませた方同士での少人数での“羽目を外さない程度の”会食くらいはそろそろよいと考えています。
熱中症は少しずつ増えてきています。この時期は体が慣れていないので思いがけない状況で発症したりします。特に子供さんは水分摂取なんか気にせずに遊んでいます。まだのどの渇きを覚える前から水分摂取に留意してください。一般的にはOS-1を勧めますが、薄めのリンゴジュースとか番茶などでも構いません。
夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で小流行していますし、血便が見られると食中毒の一つのカンピロバクター感染症もすこしずつ見られるようになっています。
予防注射ですが、オリンピックが終わってまた総選挙もあるようですのでコロナのワクチンがどれくらい接種されるかにもかかっては来ますが、コロナの感染がまたまた大変なことになる可能性があります。そうなる前に済ませておける定期の予防接種はできるだけ早いうちに済ませておくことをお勧めします。それからインフルエンザは去年あんまりにも流行しなかったので気楽に構えているとRSみたいな流行になるかもしれません。つまり今年こそコロナとインフルエンザの同時流行となるかもしれません。それだけは何としても御免こうむりたいので、今年もインフルエンザの予防接種はそんなわけで9月1日から受付を開始して接種も前倒しで10月になったら始めることにしました。コロナのワクチンが3回目が必要かもという話もありますが、これについては行政が決定することですし今のところ何もわかりません。いずれにせよインフルエンザワクチンについては去年と同様できるだけたくさんの方が接種されることを勧めます。

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