むちキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・アレルギー科・血液内科

〒625-0036 京都府舞鶴市浜451-2

0773-62-0309

0773-62-0372

MENU

7月のお知らせ

7月は市の4か月検診はありません。またオリンピックの関係で本来休日の19日は通常通り診療で、22日(木)と23日(金)が休診となりますのでご注意ください。
まずオリンピックについて。すったもんだの末決定というかすったもんだしていたのは国民のほうで、国は始めから開催するつもりで突き進んでいたということのようです。まあ政府が決めたことなので仕方ありませんが、できるだけオリンピックと無関係に過ごすことが命と健康のためには重要だろうとは思っています。ワクチン接種はそれなりに順調に進んでいるようですが、お盆-まさかオリンピックに行ってもよいがお盆の帰省は人流が増えるのでやめてくださいとは言えないでしょうーもあるし、そのあと衆議院選挙もあるのでこのまま感染が終結に向かうという楽観的な話にはとてもなりません。特にインド株というのは感染力が2倍あり重症化率も高いということがわかってきています。またインド株に対するワクチンの効果は一回目で32%(イギリス株では50%)、二回目で80%(イギリス株では95%)とされているようで、これが日本で蔓延するリスクは5倍程度あると試算されているようです。しばしば集団免疫ということが言われます。オリンピックやインド株といった問題がなければワクチン接種率40~50%でもよいかもしれませんがそれらを考慮に入れると集団免疫の成立には80%の接種率が必要ということになるとも言われています。今後一山も二山もあるだろうと思われます。もちろんワクチン接種はできるだけたくさんの人に対して迅速に進めなければいけません。ファイザーにしてもモデルナにしても2回接種が必要です。ネットで言われているデマやうそに惑わされず、たとえある程度の副反応はあるにしても命のほうが大事であるということをもう一度確認してください。
12~18歳の若年者へのワクチンもうってもよいということになりましたが、小児科学会・小児科医会ともにこれについては慎重に進めていくべきと考えています。子どもは成人と比較して重症化しにくいといわれますが、その一方で接種後の発熱などの副反応は強く出る傾向があるとされます。基礎疾患を持つ子供は別としてむしろ子供に関わる職業や保護者から接種を進めるのが望ましいと考えます。また思春期は緊張や不安から失神・めまいなど急性のストレス反応が見られることがあるうえ、同調圧力による差別などの問題が起こらないようきめ細やかな個別の対応が望ましいとされています。これは行政が決めることで、舞鶴市がどうするのかはわかりませんが、当クリニックでは可能であれば対応していきたいとは考えています。
急に暑くなってきました。夏になってももちろんマスクは外せませんし、換気もやらないわけにはいきません。コロナ感染はつまるところエアロゾル感染であり、コロナ対策のカギは結局マスクと換気ということになりそうです。また長い熱い夏が来ます。熱中症にも気を付けて耐えるしかありません。
また夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で小流行していますし、血便が見られると食中毒の一つのカンピロバクター感染症もすこしずつ見られるようになっています。
去年は皆さんが厳しく自粛していたこともあって夏の感染症の極めて少ない夏でした。今年はそれが逆に振れて―つまりウイルスに対する抗体を持っている子供さんが例年と違って少ないーということでしょうか、手足口病ヘルパンギーナといったものも少しずつ流行してきていますし、大体は冬の感染症であるRSウイルス、hMPVウイルスといった乳児が重症化しやすいウイルス感染症もこの時期みられるようになってきています。また例年のごとく不順な天候に影響されたりまた免疫が低下することによって体調を崩して特に病名が付くのではないにしても咳や鼻がなかなか治らない子供さんが多く見られます。
予防注射ですが、コロナの第5波が明らかになる前に済ませておける定期の予防接種はできるだけ早いうちに済ませておくことをお勧めします。秋になると例年行事であるインフルエンザの予防接種が始まります。昨年はインフルエンザの流行は全くと言っていいほどありませんでした。これは皆さんがステイホームしていただいていた結果でもありますがまたやはり大規模にインフルエンザワクチン接種ができた結果でもあります。今年も昨年と同様出来るだけ接種して頂いてコロナはともかくインフルエンザの流行だけでも予防していきたいものです。インフルエンザの予防接種はそんなわけで例年より早めから開始することになると思いますし、今年もできるだけたくさんの方が接種されることを勧めます。

TOP