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京都府舞鶴市小児科・アレルギー科・血液科

お知らせ

11月のお知らせ

11月は市の乳児健診は私の担当はありません。
今年はコロナウイルスのこともあって10月1日からインフルエンザの予防接種を開始しています。接種回数はWHOのガイドライン(世界のスタンダード)である「9歳以上は一回接種」とさせていただいています。この方法は厚労省からのパンフレットにもその旨記載されるようになっていますし、ワクチンの不足を補うという点でも有効であると考えています。ただ受験であるとか心疾患・重症のぜんそくなど諸事情のある方にはもちろんご相談に応じますので遠慮なくご相談ください。できるだけ多くの方が接種されることが望ましいのですが、ワクチンはそれほど大量に増産できるものではありません。またマンパワーの点からもまだ若干の余裕はあるものの、むちキッズクリニックでの接種の枠は夕方や土曜日は厳しくなってきています。詳細はホームページ上のインフルエンザ予防接種のコラムをご覧ください。
今年はなんといってもコロナウイルスによって医療の場は経験したことのないことだらけです。ですから基本的には正しいと思われる情報を最大限に利用して、最も良いと考えられる方向で試行錯誤しながら進まざるを得ないと考えています。現状この程度でコロナの感染が抑え込めているのは皆さんが日々日常一生懸命努力していただいているおかげが大きいと考えられていて、go toなんとかでそのバランスが崩れると一気に増加場合によっては爆発という可能性はまだまだあることは忘れないでいてください。皆さんが頑張って感染予防の努力をしていただいたことで手足口病・ヘルパンギーナといったいわゆる夏風邪はほとんど見られませんでした。またRSウイルスやアデノウイルス、それからマイコプラスマ肺炎も今のところはちらほらあるといったところです。ただ溶連菌や胃腸風邪は例年と同じくらいみられています。
インフルエンザですが、通常は夏にも若干の患者があるのですが今年はこれも激減しています。かといって冬これからどうなるということは予想ができませんので、ぜひワクチン接種はうけられることをお勧めします。コロナとインフルエンザの同時流行ということを私たち医療従事者は最も恐れています。また今年のインフルエンザの治療、これもコロナの影がちらついていて、コロナかインフルエンザかをできるだけ早く判断することが望ましいということを考えると子供さんに対してもゾフルーザを柔軟に使うことがポイントになるかもしれません。
むちキッズクリニックでは10月から感染予防のため全員がビニールのエプロンを着用しています。またしばらく前に遠方やクラスター発生地などに行かれた方で熱のある方などは隔離に誘導してガウン着用で対応することにしましたのでご了承ください。クリニックにお入りいただく方全員に体温測定をさせていただきます。また三密をさけるため保護者の方は子供さん一人につき一人でお願いします。その他、車の中などクリニックの外でお待ちいただくための呼び出しの機器(昔高速のサービスエリアのレストランで呼び出しのブーッとなるものがありましたが、その改良版と思っていただくとまあそんなものです)も導入しましたのでご理解ください。なお、オンライン診療は一見良いようにもみえますし実際検討はしたのですが、このところの不正引き出しのこともありカード決済ということを考えるとハードルは結構高くなったという感じがしています。
また今年は夏が特に熱く長引いたのち急に肌寒くなるという異常気候のせいか喘息や鼻炎症状の強く出る子供さんが多くみられます。たぶん春から夏にかけて体力をつける機会が減ったことも関係していると思います。今の時期にしっかりと対策を立てておくことが特に今年の冬の間を健康に過ごすための第一歩です。その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。統計学的には秋に生まれた赤ちゃんのほうが春に生まれた赤ちゃんよりアトピーになる頻度はずっと高いといわれています。基本的には冬の間乾燥肌やアトピーが悪化しないようにプロアクティブ・スキンケアの指導もさせて頂きます。
それから最後になりますが、クリニックの隣の薬局が結局閉局(営業をやめる)となっています。むちキッズクリニック開院以来お世話になってきたことでもあり、やっぱり隣に薬局があるのはお互いメリットがありますのでどなたか継承していただける方を探して頂いていたのですが諸事情を考慮した結果閉局ということになってしまいました。今後は皆さんのご都合の良いところまた6時以降はその時間帯に営業している薬局に処方箋をファックスするかまたはご自分で持って行っていただくことになります。もちろん私たちもできるだけのお手伝いはさせていただきますがご不便をおかけしてしまうことはさけられず、心苦しく思っております。今後とも皆さんのお役に立てますようなお一層の努力をいたしますので何卒よろしくお願いいたします。

10月のお知らせ

​市の4か月検診のため10月28日(水)の午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。
今年は9月1日(火)からインフルエンザワクチンの予約を開始しています。実際の接種開始は前倒しして10月2日(水)からとしています。
その理由は皆さんご存じの通り例年冬にはインフルエンザの流行が必ずあることに加えてコロナウイルスの大流行が危惧されているからです。接種の方針としては特に昨年と変わった部分はありませんが、詳細は別のコラムをご参照ください。報道で10月初めは高齢者に優先的に接種してそれ以外は10月下旬からというのを推奨するなどということが言われていますが、日本小児科医会やVPDの会というワクチン専門家の集団はそれに反対する声明を出しています。小児はコロナよりもインフルエンザのほうがよほど重症化しやすいといわれていますし、2回接種ですから抗体ができたときにはすでに流行期に入っている可能性も高いからです。ワクチンの不足の可能性は低いとされていますが特に今年は接種希望者が多いと思われますので確実に接種するためには早いうちに予約していただくのが望ましいと思われます。
もちろんコロナもインフルエンザもはやらないのが一番です。そのためにはやはりもう何でもかんでも大丈夫として行動するのではなく、手洗い、マスクに加えてどうしたら感染予防できるかを考えながらの節度ある行動を心がけるようにしてください。夏にはいわゆる夏風邪、手足口病であるとかヘルパンギーナといったウイルス感染症は今年はほとんど見られませんでした。またインフルエンザも夏だからといって例年全国で数百人程度あるのですが、これも激減したようです。アデノウイルスもRSウイルスも目立った流行は今のところ見られていません。何とかこのままいってくれないかと願うばかりです。
むしろ、今年の気候は暑かったり急に涼しくなったり例年に増して不順ですし台風があい次いで上陸するなど、喘息の子供さんやそうでなくても気管の弱い子供さんの咳・鼻の症状が悪化したり長引く傾向が強く見られます。もともと運動会・文化祭など2学期はいろいろの行事がありますので、体調を崩さないよう早めにご相談ください。またここでもコロナの関係で鼻の吸引はエアロゾル発生の恐れありということでクリニックではしないことが推奨されています。また気管支を広げるための吸入も同様の理由でやりにくいということはありますが、この季節なかなかそういうわけにもいかないので今まで使っていなかった部屋で換気に留意してやるようにしています。また吸入器を買い増しして自宅でも吸入できる場合には数日貸出しをするようにしていますし、処方する薬も若干変更したりしています。
10月から感染予防のため全員がビニールのエプロンを着用しています。またしばらく前にどこか遠方に行かれた方で熱なある方などは隔離に誘導してガウン着用で対応することにしましたのでご了承ください。
その他、三密を空けるため車の中などクリニックの外でお待ちいただくための呼び出しの機器(昔高速のサービスエリアのレストランで呼び出しのブーッとなるものがありましたが、その改良版と思っていただくとまあそんなものです)も導入しましたのでご理解ください。
なお、オンライン診療はこのところの不正引き出しのこともありハードルは結構高くなったという感じがしています。医療・看護はいわゆるエッセンシャルワーク=社会が回るために必須の職業―の一つであり、エッセンシャルワークはケアという概念なしでは成立しません。ケアというのは親密性を担保した他者との接触という関係で成立します。コロナのある世界でソーシャルディスタンシングを取りながらどこまで接近し接触して医療・ケアを行うことができるのか考えていかねばなりません。

2020~2021年のインフルエンザワクチン接種について

今年は昨年と同様4種(A型2種、B型2種)が入っています。

2020~2021年のインフルエンザワクチン
今年度はA型B型どちらも変更されています。
A型株;広東―茂南(H1N1)と香港(H3N2)
B型株;プーケットとビクトリア

接種させていただく方

中学生まではこちらにカルテのある方はもちろん、新患の方も接種させていただきます。またご兄弟やご両親も希望される方には接種致します。
高校生以上でもこちらにカルテのある方には接種いたします。
ワクチンが無尽蔵に供給されるわけではありませんので、ご高齢の方は原則としてお断りさせていただいています。

料金は昨年と同様


2回接種の場合:前払いで5,500円(税込み)
1回接種の場合:3,000円(税込み)
とさせて頂きます。今年度はコロナとの絡みもあり接種の増加を願って昨年と同様の額で接種させていただきます。

今年は医療全体を見てもコロナの問題が大きくのしかかってきており、あらゆることがコロナとの関連で変更されてしまうかもしれません。もちろんインフルエンザワクチンについても同様です。
そんなわけで今年は前倒しして9月1日から予約は開始させていただきます。実際に接種を開始するのも前倒しして10月1日と致します。今年はワクチンが不足するということは今のところない筈ですが、早めに予約していただくのがおすすめであることは間違いないところです。
何歳まで2回接種とするかについてはWHOの統一見解があってそこでは「9歳以上の小児及び健康成人に対しては一回注射が適切である」としておりそれは厚労省からの通達でもWHOの見解として同じ言葉で述べられています。それについて厚労省は何も評価・もしくは見解を述べていないのですが通達にその文言があるということは厚労省もそれを暗黙の了解としていると考えています。むちキッズクリニックではワクチンの不足が大々的に宣伝されていた2017年からWHOの勧告(グローバルスタンダードです)に従って9歳以上は一回接種としています。今年も昨年と同様9歳以上の子供さんについては原則一回接種とさせていただくこととしました。ただ絶対にそうするかというとやはり受験を控えた方や喘息などの慢性呼吸器疾患、心奇形などの先天異常の子供さんなどにはやはりウィズコロナの秋冬となれば2回接種をお勧めしたいと考えています。ご希望の方は遠慮なく申し出てください。
また妊娠後期のインフルエンザワクチンの接種は生後早期のインフルエンザ罹患に対する予防効果があるという報告が権威ある小児科の雑誌にあります。妊娠後期であるということ自体が免疫の低下や呼吸面積の減少という点でインフルエンザ重症化のリスクファクターであるとされていますので該当する方にはワクチンを接種されることを勧めます。

チメロサールを含まないインフルエンザワクチンは若干量生産されるみたいですが、詳細は不明です。ただ小児科学会としては特にチメロサールを含まないワクチンを選択して接種する意味は別段認められないというのが公式の見解です。以前は自閉症などの発達障害との関連を心配する声もありましたが統計学的には関係がないということで結論付けられています。また鼻からの噴霧での(つまり注射ではない)輸入のワクチンですがこれもコロナのこともあってよくわかりませんし、少なくとも私のところで対応する予定はありません。


 

インフルエンザワクチン接種対象者

1) インフルエンザ感染により重大な合併症を起こす可能性のあるハイリスクグループ
● 6か月から23か月までの乳幼児
● 65歳以上の方養護ホーム、長期療養施設入所者
● インフルエンザシーズンに妊娠している女性
● 肺・心血管系の慢性疾患を有する成人・小児、気管支ぜんそくの小児
● 糖尿病を含む慢性代謝性疾患、腎不全、免疫抑制状態にある方
● 長期アスピリン治療を受けている生後6か月から18歳の方
2) ハイリスクグループにインフルエンザをうつす可能性のあるグループ
● 病院関係者
● 養護ホーム、長期療養施設勤務者、乳児を預かる施設勤務者
● 訪問看護等でハイリスクグループの方にケアサーヴィスをする方小児を含むハイリスクグループの家族
3) その他
● 乳児:どの月齢からでも可能ですが諸般の事情から当クリニックでは生後6か月からとさせて頂いています。特に一歳未満でも保育所などに行っている子供さんには接種しておくことを勧めます。
● 妊婦:妊娠中どの時期でも接種は可能です。特に予定日が流行期に含まれる妊婦の方は接種が望ましいと考えられます。ただ流産のリスクのある妊娠3か月未満では接種を勧めないという考え方もありますので、産科の先生にまずはご相談ください。
● 寮などで団体生活をしている方


 

インフルエンザ予防接種でよくある質問

1) 咳や鼻が出ていますし、37.3度の微熱がありますが・・・
症状が軽い場合は特に問題ありません。37.5度以下なら可能です。ちなみにアメリカでは熱があっても接種することもあります。
2) 風邪が治って2週間ですが・・・
可能です。日本では麻疹は治癒後4週間、水痘・風疹は2週間後から、そのほかは1週間後から可能とされています。これについては医学的な根拠があるかといわれると問題がないとも言えませんが、万が一の副反応に対する補償のことを考えると守っておくほうがよいでしょう。なお、アメリカではこのような規則はありません。
3) 水痘の子と接触して潜伏期間中のようですが接種できますか
潜伏期間かどうかはその時点ではわかりませんし、不活化ワクチンについては何ら問題はありません。生ワクチンの場合は感染可能のウイルスとバッティングすることで免疫ができにくい場合もあるかもしれませんので状況によっては延期することもあります。
4) 熱性けいれんを起こしてから一か月ですが可能でしょうか
通常けいれん後2~3か月後から接種は可能です。単純性の熱性けいれんであれば小児科の専門医が可能と考えれば2週間から接種可能というのが小児科医のコンセンサスです。インフルエンザはけいれんや脳炎・脳症になることがある病気です。そのほうがずっとリスクは高いと考えられます。
5) 抗生剤を耳鼻科からもらっていますが接種できますか
病気の状態が活動性(発熱、痛みが強い、きこえにくいなど)でなければ問題ありません。インフルエンザは季節性のものですので接種時期を失しては何にもなりません。
6) 卵アレルギーといわれていますが
一部の強い反応の既往がある方を除いて、通常麻疹・風疹ワクチンが普通にできておれば問題ありません。心配な方には最初に少量注射して大丈夫なことを確かめて、その後残量を注射するという方法もあります。


 

インフルエンザにおける異常行動について

インフルエンザの経過中に異常行動を起こす子供さんのことがときどき報道されています。 この異常行動が実はインフルエンザの治療薬タミフルの副反応ではないかという考えがあります。はっきりした原因は現在のところ不明ですが、昨年からはタミフルのジェネリックが発売されよりわかりにくくなったのは事実です。異常行動を防止するという意味でもちゃんと予防接種を受けるようにしてください。
予定はいろんな形で明らかにしていきますので、少し注意してみていてください。

9月は市の検診の予定はありません。

現在舞鶴で何が流行っているかはそんなわけでよくわかりませんが、特に何ということは無いようです。また舞鶴も今年は無茶苦茶暑かったようですが、熱中症については今後ももうしばらくは注意が必要と思います。

一方喘息・鼻炎といったアレルギー疾患は異常気象のせいもあって、そろそろ異常を感じる方が増えてくるのではないかと危惧しています。例年これからの時期に体調の変化を感じられる方は早めの対応が必要と思います。

さて、今年もそろそろインフルエンザの予防接種のことを考える時期になりました。

9月のお知らせ

9月16日(水)は都合により一日休診といたします。
9月30日(水)午後は市の4か月検診のため休診です。今月から乳児健診は集団でおこなうことになりました。

今年は今後も暑い日が続くことになりそうです。短い夏休みが終わり学校も始まりましたが、子供さんたちも体がついていかない状況であろうかと思います。そうこうするうちに運動会の練習なんかも始まりそうですしいろんな意味で熱中症のリスクは今年は特に高いのではないかとおもいます。
・時間を決めて水分摂取を心がけましょう
・一時間のうち10分程度の涼しいところでの休憩をとるようにしてください
・ふつうは白湯や緑茶ではなくカフェインを含まない麦茶がおすすめですが、少しでもおかしいと思ったらOS-1という薬局で売っているものを勧めます。スポーツドリンクは糖分が多いのであまりお勧めしません。
・しばらく休んでも改善しなければ点滴することも考慮しなければなりません。その際はためらわずに医療施設に相談してください
・子供さんの場合運動する際はマスクはしないようにしてください。
・少なくとも今のところ舞鶴で子供さんでコロナだろうか熱中症だろうかと迷うことはないと思います。

一方喘息・鼻炎といったアレルギー疾患は異常気象のせいもあって、そろそろ異常を感じる方が増えてくるのではないかと危惧しています。例年これからの時期に体調の変化を感じられる方は早めの対応が必要と思います。今年はやはりコロナのことがありますので、万が一の場合重症化を防ぐためには予防的な抗アレルギー剤や吸入ステロイド剤を続けておくことが推奨されます。なにごとに依らず早めに対処することが望ましいと思います。


インフルエンザワクチンの予約はこれもコロナの絡みで前倒しして9月1日(火)から、実際の接種開始は10月1日(木)からとさせて頂きます。詳細は別のバナーを立ててありますのでそちらをご覧ください。この秋冬最も危惧されているのはコロナとインフルエンザとの同時流行です。まずはインフルエンザワクチンの接種で一定程度インフルエンザのまん延を抑え込んでおくのが重要です。Go to トラベルとかgo toイートなどと浮かれている場合ではありません。油断をすればすぐに感染は広がると考えねばなりません。インフルエンザワクチンの接種は毎年受けて頂くのが原則です。毎年受けていただくことでいろんなタイプのウイルスに抵抗力がつくと考えられますので、よろしくお願いします。いまのところ、ワクチンが足らないというような話はありませんので欠品の心配なく今年は行けるのではないでしょうか。
今年もチメロサールを含むものに限定して製造されるかどうかは今のところ不明ですが、いずれにせよチメロサールを含むワクチンが自閉症や胎児への悪影響があるということは統計学的には否定されています。あまり神経質にならないで受けて頂くのがよいと考えています。

コロナウイルスその6

わが国ではいったん少し小康状態にありましたが、世界中では決して感染者が減少してきていることはないわけで、アメリカでもブラジルでもまたオーストラリアなどの南半球でも感染は明らかに広がっています。WHOは今の状況をエボラ出血熱の時と同様のPHEICすなわち国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態としています。あきらかに東京の医療提供体制はひっ迫していますがそれでもこれは東京だからまだ何とかなっているといった方がよいでしょう。そしてついに7月20日舞鶴でもコロナの第1号が確認されました。しかしそれ以上の情報はあきれるほど何もありません。舞鶴は大都会でもなければGo Toトラベルで人がいっぱい来るほどの観光地でもありませんが、その一方ウイルスやウイルスを運ぶ人たちを迎え撃つ体制は極めて脆弱であることは間違いないところですし、ましてや2週間後の状況を予測した準備などは、どこで誰がやるというのでしょうか。
<とにもかくにも>
・根拠のない話には乗らないようにしましょう
・いわゆるGo Toキャンペーンなどにはかかわらないようにする
・他府県からのお盆、特に流行地からの帰省は控えていただくのが望ましい
・医師会と行政はぜひ十全な検査体制を構築して金に糸目をつけず実践してほしい
・少なくとも大規模なPCRまたは抗原検査は今後の方針決定のためには重要でしょう。
といったところでしょうか。
ついでながらイソジンが効くというのはありていに言えばそんなことは決してありません。
ウイルスは口に入れば10分以内に体内に侵入しますので、口の中(つまり体外です)のウイルスは少なくなるかもしれませんがそれだけの効果しかありません。せいぜい感染した無症状の人から周囲の人がうつるのを少しは防ぐことができるかもしれないといった程度でしょう。
PCRに関してはとにかく検査数を増やさなければということはずっと以前から医療従事者の間では当たり前のこととして言われていたのですが、どうして増えないのかよくわかりません。検査体制が整わないということは数カ月前ならわからないでもないのですが今になってなおというのは理屈が通りません。疑陽性、偽陰性という話があることは承知していますが、インフルエンザの例を考えればわかるようにそう言ったものをはるかに乗り越えてメリットがあることは明らかです。
お盆に関しては、遠方からの新幹線を使うなどの帰省は尾身さんも話していたようにやはり基本的には避けるべきでしょう。私も息子の帰省は今年はないことにしましたし、スタッフにもだれか帰ってくるならそれまでの一週間程度行動は控える、できたらPCR検査を受けて陰性であることを確認してほしい、また友人同志で飲み会などはしないようになどの要望をしました。
では私たちはどうしたらよいのでしょうか。あくまでも今の状況がしばらく続くという前提としたらですが、自分なりの知恵を絞って人とのつながりを確保しながら、何とか自分と自分の周囲の人たちといった小さなコミュニティを守ることを考えるほかないのかもしれません。ここが人間の知恵の発揮しどころなのでしょう。
<そのほか言うまでもありませんが>
・30秒かけた念入りな手洗いよりも、一日何回でもまめな10秒程度の手洗いを
・大声で話すのはできるだけ避けてください。マスクは一定程度の効果はありますが、限界はありますし、ましてやアベノマスクには期待しない方がよいでしょう。医療用マスクは90%以上ウイルスをブロックしますが、布やガーゼのマスクはせいぜい30%程度といわれますし、皮膚に密着しないので破れ障子の隙間風のようにウイルスを通過させてしまいます。
・とにかく三密を避けてください。そしてエアコンをかけていても換気は常に留意してください。
・突然暑くなったことですので、熱中症には十分気を付けてください。マスクを過信してはいけません。

最後に一つ、コロナに関係ありませんが追加です。昭和20年7月29日に舞鶴に模擬原爆が投下されたのだそうです。もちろん原子爆弾ではなく大型の爆弾を空中で爆発させたのだそうですが、舞鶴に来て20年、このことは全く聞いたことがなく最近はじめて知りました。
50近い都市に投下されたそうですが、その中でも舞鶴の死者は100名弱で最多です。これについて今の時点で何もコメントするつもりはありませんが、知らなかったということを心から恥ずかしく思います。

8月のお知らせ

7月と同様、一歳未満の乳児健診は個別で行われますので、5日、19日、26日の午後は乳児健診に充てさせていただきます。もちろん午前と夕方は通常通りです。
舞鶴でもコロナの患者さんが出たのは新聞で知りました。医師会からの連絡もその後追いというようなことでしたし、その後もテレビや新聞で見る程度の情報しかありません。ただ、潜在的な感染が進行しているであろうことを考えると今後は舞鶴のどこでもまた誰でも感染する恐れがあるということは、それこそしっかりと確認しておかねばなりません。かといってじゃあどうしたらよいのかということはよくわかりません。その理由は圧倒的な情報量の不足です。
<あえて言うとですが>
・根拠のない話には乗らないようにしましょう
・いわゆるGo Toキャンペーンなどにはかかわらないようにする
・他府県からのお盆、特に流行地からの帰省は控えていただくのが望ましい
・医師会と行政はぜひ十全な検査体制を構築して金に糸目をつけず実践してほしい
といったところでしょうか。
・少なくとも大規模なPCRまたは抗原検査は今後の方針決定のためには重要でしょう。
<クリニック内での感染予防としては私のところは今のところ>
・マスク着用でお願いします(申し訳ありませんが、お持ちでない方へのマスク配布はこのご時世無理ですのでご了承ください)
・来院された方全員の検温
・つきそいのかたは子供さん一人につき一人
・三密を避けるため離れて座っていただきます。混んできた場合にはスタッフが別の部屋に誘導させていただくことも、また車で待っていただくこともあります。
・オンラインや電話だけでの診療については特に小児科としてはいろいろむつかしいこともあり、今の時点ではぜひともということはないと考えています。ただ今後の状況次第では導入しなければいけない状況となる可能性はある程度あると思っています。
<そのほか言うまでもありませんが>
・30秒かけた念入りな手洗いよりも、一日何回でもまめな10秒程度の手洗いを
・大声で話すのはできるだけ避けてください。マスクは一定程度の効果はありますが、限界はありますし、ましてやアベノマスクには期待しない方がよいでしょう。
・とにかく三密を避けてください。そしてエアコンをかけていても換気は常に留意してください。
都会では感染者数はどんどん増えてきて連日何百人という感染者が報道されています。それに伴って高齢者の感染も増えしたがって重症者も増加してきています。ところが政治からは「しっかりと」とか「緊張感をもって」といった掛け声ばかりで有効な政策は出てこないままで、東京の医療従事者からは状況はひっ迫しているという訴えが出始めています。市中感染が拡大し、明らかに第2波が始まっていると思われます。ところで皆さんもテレビで見ていて専門家にもピンからキリまであるもんだと思われたかもしれません。そのとおりです。基本的に門外漢であるはずの山中教授のブログのほうが一部の専門家という人たちよりよほど私なんかには正確でわかりやすいというのはある意味困ったものです。それはともかく、今の状況は東京だからではなく、東京でさえなのです。それにもってきてGo Toキャンペーンなんてのが出てきて、これでは感染が全国に拡散されるのは目に見えています。そうすれば舞鶴のような所は高齢者の割合が高いうえに医療体制も万全とは言えないので、今のまま手をこまねいていると・・・、状況は結構危機的だと考えています。
今年はまだ梅雨明けにならず、不順な日々が続いています。日中は暑く夜や朝方は肌寒いといった日があると思うと昼でもいわゆる梅雨寒といって長袖が欲しいようなこともあります。学校も始まったかと思うともう暑くなってそれだけでも子供にとっては大変な負担です。こういう時にはやはり気温の変化であるとか免疫の低下によって体調を崩すことが増えます。咳や鼻が続く、夜寝られないというような訴えが多く見られます。幸い今年は皆さんが気を付けておられるせいかへルパンギーナであるとか手足口病といった夏に多くみられるウイルス感染症はまだそれほど流行してはいませんが、喘息や鼻炎といったアレルギーをお持ちの方は注意してください。コロナとアレルギーが合併すると悪化しやすいかどうかという議論がありますが、悪化するという説とその一方で喘息の人はコロナにかかりにくいという説もあったりしてよくわかりません。しかし症状が出ないように抗アレルギー剤を続けていただいて管理するのがよいだろうとは思っています。

熱中症は少しずつ増えてきています。この時期は体が慣れていないので思いがけない状況で発症したりします。特に子供さんは水分摂取なんか気にせずに遊んでいます。まだのどの渇きを覚える前から水分摂取に留意してください。OS-1を勧めますが、薄めのリンゴジュースとか番茶などでも構いません。
夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で小流行していますし、血便が見られると食中毒の一つのカンピロバクター感染症もすこしずつ見られるようになっています。
予防注射ですが、秋冬になるとコロナの第2波があるかもしれません。そうなる前に済ませておける定期の予防接種はできるだけ早いうちに済ませておくことをお勧めします。今年はロタウイルスワクチンが勧奨となって、それだけでも大変なのにそれと同時にインフルエンザの予防接種が始まります。またインフルエンザ自体の流行、最後にコロナの第2波なんてことになるとさてどうしたものかという気持ちになります。最後にもう一つ、インフルエンザの予防接種はそんなわけで9月1日から受付を開始して接種も前倒しで10月2日から始める言ことにしました。悩ましいのは9歳以上は昨年まで一回でとしていたのですが、今年は昨年接種していない方には2回のほうがよいのかとも思っています。しかしどれくらいワクチンを確保できるかが未知数ですので今のところ確定ではありません。いずれにせよ今年はできるだけたくさんの方が接種されることを勧めます。

7月のお知らせ

市の検診などによる午後の休診はありません。その代わり、水曜日の午後は本来集団でおこなわれるはずの乳児検診がコロナ予防のため三密をさけるということで個別でやることとなり水曜日の午後、具体的には8日、15日、29日の3回をそれに充てることにしています。なお8日の夕方の診療は京都出張のため休診といたしますのでよろしくお願いいたします。
コロナはいまのところ幸い舞鶴近辺では鳴りを潜めています。長期の外出自粛の影響もあっていわゆる夏風邪も、手足口病であるとかヘルパンギーナといった例年今頃になるとしばしばみられるようになるウイルス感染症はまだみられていません。ただ今年は例年にも増して不順な天候が続きます。日中は暑く夜になると若干冷える感じといった日々です。学校も先日始まったばかりですし、例年と状況がかなり異なっています。こういう時には気温の変化や免疫の低下などによって体調を崩しやすく、そのせいもあって咳や鼻の続く子供さんが多くみられるようになりました。また、ないといってもいつコロナの第2波が押し寄せてくるか予想は非常に困難です。特にぜんそくなどのアレルギーを持つ子供さん方はコロナウイルスに感染すると重症化する可能性もありますので、今年いっぱいは要注意であると思っていていただきたいと思います。
熱中症は今のところあんまりありませんが、この時期は体が慣れていないので思いがけない状況で発症したりします。特に子供さんは水分摂取なんか気にせずに遊んでいます。まだのどの渇きを覚える前から水分摂取に留意してください。OS-1を勧めますが、番茶などでも構いません。

夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で小流行していますし、血便が見られると食中毒の一つのカンピロバクター感染症もすこしずつ見られるようになっています。
予防注射ですが、秋冬になるとコロナの第2波があるかもしれません。そうなる前に済ませておける定期の予防接種はできるだけ早いうちに済ませておくことをお勧めします。今年はロタウイルスワクチンが勧奨となって、それだけでも大変なのにそれと同時にインフルエンザの予防接種が始まります。またインフルエンザ自体の流行、最後にコロナの第2波なんてことになるとさてどうしたものかという気持ちになります。最後にもう一つ、インフルエンザの予防接種はそんなわけで例年より早めから開始することになると思いますし、今年はできるだけたくさんの方が接種されることを勧めます。

コロナウイルスその5

とにかく右を向いても左を見てもコロナコロナの状態は一応脱したようです。国家としての対応が他国から酷評されるようなものだったにもかかわらず、感染のオーバーシュートはなんとか回避できたのではないかと思います。そうです、みんな頑張ったんですよ。まず素直に自分をほめましょうよ。もちろんこれで終わったのではありませんが。人間は集団でしか生きていけない生物ですので今後はどのような形で人とつながって生活していくのかを手探りで試行することになるのだと考えます。コロナの後、人類は今までの世界と違う世界をまのあたりにすることになるだろうというのはそういうことです。「新しい生活様式」というのは距離を取って生活するということと共に新しいつながり方、協力、連帯を模索する中で形成していかねばなりません。しかしながらアメリカのトランプ大統領も中国の習近平主席もいかに人をばらばらのままで管理していくかということに腐心しているように思えます。そのリスクについてはユヴァル・ノア・ハラリ、マルクス・ガブリエルといった今注目されている思想家たちが例外なく警告しているところです。
さて日本はどうなのでしょうか。前に書いたことを再掲します。
★ 今最も大切なことは皆さんに論理として整合性のある科学を信頼してほしいということです。データも示せないあやふやな政府の言動に一喜一憂すると必ず間違います。
★ そしてもう一つ自分の心をいたわってください。若い女性プロレスラーがネット中傷で亡くなるなどなんということでしょう。きゃりーぱみゅぱみゅさんのことも基本的には同じです。免疫と心などというやくざな議論はこの緊急事態でどうでもよいことです。ウイルスが心をむしばむのではありません。こころをむしばむのは人間社会です。規則正しい生活、そして本を読み、良い音楽を聴き、そして何らかの形で―どういう方法でというのは皆さんが考えてくださいー人とつながってください。
コロナに関しては全国の緊急事態宣言が解除されました。世界からも不思議がられているような例えば世界では早い段階で国民にお金が配られたにもかかわらず、日本はまだアベノマスク(ようやく昨日届きましたが)です。そんな状況でなんとか抑え込めた理由はよくわかりません。まあ結果オーライということでしょう。どっちにしても日本モデルなんてものはなかった。あるとすれば最大の理由は多くの皆さんが規律正しく自粛を守ったため感染者数が他国と比べて極めて少ない形で経過したということだとおもいます。自信を持ってください。もしかしてBCGという意見もあるかもしれませんが。解除されたとたん、北九州や東京で感染者が増加しているのはこれはこんなものです。こういったことを今後繰り返すのだと思うしかありません。
死亡者数が低く抑えられたのはそのとおりですが、死亡率という点ではドイツとほぼ同じくらい、つまり(もちろんこれにも異論はありますが)統計がきちんとしていると思われる国・地域で比較すると台湾より劣っています。台湾と同じことができるわけではありませんが、参考にする必要はあるでしょう。もちろん検査数が少なすぎて比較にならないという批判はそれはその通りですがそれはつまり科学的に耐えられるデータがないということを白状しているだけのことです。しかしこれだけドイツと比べて医学・医療への投資の不足と医療のマンパワーの不足にもかかわらずこれで何とかなってきたのは事実です。山中教授の言うファクターXがあるのかもしれません。我々を含めてアジア人がこのウイルス感染に対して強いのかそうでもないかは今後のきちんとした海外の批判に耐えられる疫学調査を待たねばなりません。ただ冬になるとまた大流行、第2、第3のオーバーシュートの可能性が高いといわれています。おまけにそれはインフルエンザと同時期の流行となると思われます。その際にはウイルスの変異によってもっと強毒性のウイルスの流行ということもあるかもしれませんし、今のうちにそれに備えておくことが望まれます。有効で安全なワクチンが大多数の人に使えるようになるのはまだまだ先と考えられますので、検査体制の確立と病気の進行の程度に応じた薬の認可そして使用ガイドラインが策定されるべきと考えます。とにかくそのための理論的な方針の策定が必要です。その意味では中国や欧米からは何百何千ものきちんとしたレポートが出ているようですが日本からはどうなのでしょう。いろんな方針のようなものは私のところにもたくさんファックスが飛んできますがどのような理論的根拠で―つまりデータに基づいた医学的な検証がなされた日本からの報告―ということは殆どありません。クルーズ船での経験でさえまだ我々医療従事者の目に届くようなものがない(ないこともないのですがこれでお茶をにごされては・・・)のではないでしょうか。一日も早く医療従事者が理論的に納得できる日本からの今後の方針につながるまともな報告が読みたいものと思います。最後にインフルエンザの予防接種は必ず受けるようにしてください。

私の今の結論です
日本が一応なんとか抑え込めたのは
1)日本のみんながきちんと自粛した
2)とにかく運がよかった
3)手洗いであるとかマスクをする、家に入ると靴を脱ぐなどといった文化があった
4)地方が国家の言うことを待つのではなくて、主体的に動いた
5)山中教授のファクターXもあるかも

第2、第3の波に備えての今後の課題
1)今のうちに経済をできるだけ戻しておくこと
2)全国で検査をすぐできる体制を作っておくこと(保険収載も)
3)アビガンなどの軽症の時点で有効とされる薬をどこでも使えるようにしておくこと
4)検査機器や試薬、マスクその他の使い捨ての感染予防具の備蓄、必要な医療機器の増設
5)空きベッドの確保(財政的援助を含む)やECMOなどの医療機器の使用状況の把握
6)地方が国家より早く対応できる法的根拠をつくっておくこと
7)日本での第1波の医学的、疫学的なまとまった報告;医療従事者が納得できる理論的根拠のあるもの
8)インフルエンザの予防接種は必ず受けましょう

6月のお知らせ

「右を向いても左を見ても・・・」、これが鶴田浩二の傷だらけの人生の歌いだしであることをご存じの方はほとんどおられないと思いますが、とにかく右を向いても左を見てもコロナコロナの状態は一応脱したようです。もちろんこれで終わったのではなくて注意は必要でしょうが、一応閉じこもる必要はある程度回避できたのではないかと思います。ただ今までにも言っていますように人間は集団でしか生きていけない生物です。今後はどのような形で人とつながって生活していくのかを手探りで試行することになるのだと考えます。コロナの後、人類は今までの世界と違う世界をまのあたりにすることになるだろうというのはそういうことです。先日冗談で“舞鶴 コロナ”でネットを開いてみたら私のホームページの「コロナについて」がトップに近いところに出ていてこれには仰天しました。多くの方に読んでいただいているのならそれは大変うれしいことです。近々またアップしますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。
だいぶん温かく・・・というより急に暑くなってきました。まだまだマスクは外せない社会的環境ですので、熱中症の心配も出てきました。ただ夏になるとコロナウイルスはなくなるわけではないようですが、かなり抑え込めた状態で推移するものと考えられています。その間どこまで3密を2密1密と下げていきながら通常の生活に近づけていくことができるかが今後の課題だと思います。
そのほか現在流行している子どもの病気は特にありません。
今からいうのも何なのですが、今年の冬はインフルエンザとコロナとのダブルパンチがかなりの確率で予測されていますので、インフルエンザに対してはワクチンの接種を強く勧めます。たぶんワクチンも例年よりも多く量産されるものと思います。予約は若干前倒しで取り始めることになりそうです。私のところでは9歳までは2回接種それ以上は1回でということにしていましたが、今年に限っては13歳未満の方で昨年接種していない方にはワクチンが十分あれば2回接種を勧めることにしたいと考えています。今年はインフルエンザのワクチン接種は必須であると考えておいてください。
10月になると乳児へのロタウイルスワクチンが勧奨となり無料で受けることができるようになることとなっています。今年8月生まれ以降の方がそれに該当します。インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチンに加えてコロナの流行が重なるといろいろ大変ですので、早めにスケジュール調整したいと考えています。
乳児健診ですが、ご多分に漏れずコロナ関連の3密をさけるため京都府では3か月検診と9月健診を個別で再開することになりました。一応8月いっぱいということになっていますがもちろんコロナがどうなるかによっていつまでとなるかは玉虫色と思っていただくしかありません。むちキッズクリニックでは水曜日の午後を健診に充てることとしましたのでよろしくお願いします。午後1時半から受付を開始して3人の身体測定問診をし、2時から診察とします。2じからは診察をしている間にまた3人の身体測定などを行い2時半からその3人の診察とします。このような形で受け付けは3時半まで診察は4時終了を予定しています。一人10分として2時間で10-12人程度のつもりです。予定外の時間に来られても対応ができませんのでその点よろしくお願いします。いずれにせよ詳細は市の健康福祉課から連絡があるものと思います。健診も予防接種と同じく、健康な子供を健康なままで育てるという意味で小児科医療の重要な部分なのです。

コロナウイルスその4

コロナについては日々情報が更新されていていくらでも書くことがありますが、おいおい書いていきます。今回も長くなりましたがstay homeで暇もあるでしょう。今回は読み物風にしてみましたのでゆっくり気楽に読んでください。
連休が終わってなんだかわけがわからないうちに少しずつ感染が落ち着いてきつつあるようにも見えます。ただ一つだけはっきりしていることはいったん落ち着いたとしても、新型コロナウイルスがこれからもずっと存在し続けるということです。つまり私たちはウイルスとこれからも共存しなければいけないのです。しかしこれはいいかえると未知のリスクとの共存ということです。今後も繰り返しオーバーシュートに近い状況は出現するでしょうし、きちんとした出口戦略がなければそのたびごとに私たちは慌てふためいてその対応に追われることになります。ですから今のうちにそうならないための対策を考えておく必要がありますが、「新しい生活様式」なんて今は戦時中なんでしょうかと突っ込みを入れたくなります。自粛警察なんてまるで大日本婦人会みたいじゃないですか。必要なのは近未来どんな世界があるべき世界なのかについてのイマジネーションです。
医療でもコロナウイルスによって新しい立ち位置が模索されなければなりません。例えばオンライン診療とか電話での対応ということもその対策の一つです。これには多くの欠点があることは明らかですが、何とか活用する方法は考えなければいけないと思っています。連休中もいろいろ考えてはいましたがまだ結論が出るに至っていません。早急に方針を決定したいと思っています。
連休は外出したのはスーパーに買い出しに行ったのとあとは本屋に行ったくらいでした。あとは家の中で物の整理(といっても45Lのごみ袋がいくつかできた程度)と若干の園芸くらいでしょうか。こんなに時間があると集中して本を読むことは意外とできないものですが、読んだのは最近はやりのマルクス・ガブリエル、ユヴァル・ノア・ハラリの本をいくつか、それから新書で「民主主義は終わるのか」「医学的根拠とは何か」「感染症パニックを防げ」、そのほか面白かったのは内田樹さんの「沈黙する知性」・・・そうしてみるとなんだかんだ言って結構読んだのだなとも思います。音楽ではバッハとベートヴェンばかり聞いていました。コロリオフというピアニストを発見したのは大きな収穫でした。テレビでもいまEテレなんかではとても良いものを放送しています。
閑話休題・・・
ソーシャル・ディスタンスという言葉を時々目にしますが、これには若干違和感があります。これは本来ソーシャル・ディスタンシングというのが正しいのではないでしょうか。ソーシャル・ディスタンスというのとソーシャル・ディスタンシングというのは意味が違います。ディスタンスにはどうしても社会の異なったグループ間の距離―ジェンダー、貧困などに対する差別ということを一部含むー人と人とのつながりを保つことと正反対の含意があるのではないかと思います。WHOでは最近はソーシャルという言葉は使わず、フィジカルという言葉を使っているようです。またNewYorkのコロナのホームページのなかではソーシャル・ディスタンシングを使っています。
日本では経済対策の大臣がコロナ対策のチーフであるということはつまり日本政府はこれは生命の問題というよりは経済の問題であると考えているということだとしか思えません。GDPの2割を支出してといいますが、その内容は単なる帳尻合わせでしかないようです。医学医療に対する支援は圧倒的に不足しています。これではまるでロシアン・ルーレットみたいです。経済がうまくいかなければそれは命の問題に直接的につながるのはもちろんですが、それならGo toキャンペーンなんて今どきいったい何のことでしょう。
4日我慢してそれから、などといわれても子供はそんなことを言っている余裕はないというのは以前にも言わせていただきました。今になって厚労省はそんなことは言っていないあれは誤解だといっているようですが、それなら早めに誤解だといえばよいものをいまさら言うのはみっともないをとおりこして醜いとさえ思います。一方、大したことないと思っていたら急に悪化するというのがこの感染症の特徴であることが判ってきました。いろんな意見があるとはいえなんらかのかたちでPCRなり抗体なり検査を大規模に(当然それは疫学としてはっきりした目的性を持ったものとして)してひとつは組織的にトリアージして重症者の生命を守り、それ以外はそれ用の施設に収容して早期に回復を図ることを実践しなければなりませんし、また今後の方針決定のための基礎データとしてそれらをオープンにするべきです。慶応大学病院は先日コロナの院内感染で味噌をつけたとはいえ日本のトップクラスの大学病院の一つです。そんな病院でも―我々とすればあの慶応病院でさえなのですーなお院内感染がおこるということが医療界にとっての脅威なのです。慶応病院は最近では入院患者の全例にコロナのPCR検査をしているということですが、コロナ以外の治療目的で入院した熱も咳もない患者のうち5.97%に陽性者が確認されたと発表しました。また神戸からは3%ということも発表されています。これは地域での感染状況を反映している可能性があり、もしこれがほんとうならちょっとめまいがするような結果です。呼吸器症状で死亡した人の一部にしかPCRはされていないので、本当の感染率はおろか、コロナに関連する本当の死亡数はわかりません。病院・介護施設でのクラスターも次々報道されています。その結果、コロナ以外の救急ができない、また心臓やがんなどの予定手術ができないといったことも明らかになってきました。これが本当の医療崩壊の実態です。京都ではオムロンの立石義雄さん、東京では女優の岡江久美子さんといった有名人がなくなりました。また行き倒れの亡くなった方からPCR陽性が出たり、自宅待機していたところ急激に悪化して亡くなった方もありました。アビガンやフサン、オルベスコ、イベルメクチンなどを一刻もはやく保険収載して特に軽症者に対してつかえるようにしてもらわないといけません。レムデシビルは重症者だけに使える薬ですし、その評価もはっきり言って定まったものではありません。重症者にはむしろアクテムラが理論的には優れていることは明らかだと思います。また発熱外来やドライブスルーでのPCR検査でちゃんとしたデータを出してほしいものです。今の検査の状況ではまともな感染者数の把握はできず、データがあやふやな以上正しい方針が立てられるはずがないというのは科学の常識であると考えます。そしてそれを基礎に経済を立て直すことがまっとうな方針であると考えます。
★ 今最も大切なことは皆さんに論理として整合性のある科学を信頼してほしいということです。データも示せないあやふやな政府の言動に一喜一憂すると必ず間違います。
★ そしてもう一つ自分の心をいたわってください。免疫と心などというやくざな議論はこの緊急事態でどうでもよいことです。ウイルスが心をむしばむのではありません。こころをむしばむのは人間社会です。規則正しい生活、そして本を読み、良い音楽を聴き、そして何らかの形で人とつながってください。

コロナウイルスその3

コロナウイルス感染症と子供についてのQ&A

新学期になりましたが学校は休校が続いています。学校にも行けない、友達と遊ぶのもハードルが高い、引きこもってゲームばっかりやっていると大量のゲーム依存の子供ができるのではないか、頭を悩ますことばかりです。ただこれはある意味では良いチャンスかもしれません。勉強は学校でするものという先入観を取り払って考えてみましょう。まず本を読む時間ができました。パソコンやテレビも勉強の良いツールとして見直してみましょう。いろんなところに勉強のタネは転がっているものです。コロナが沈静化した後はオンラインの授業も増えるかもしれません。子供たちは今までの世界と違う世界に飛び込まざるを得ないのだろうか、その力を今のうちに蓄えておくことを私たちはできるのでしょうか。

子どもは重症化しますか
子どものコロナへの感染者数は成人と比べると少ないですが、感染しにくいかといわれるとそうでもないようです。子供の感染はそのほとんどが家庭内といわれ、発熱・乾いた咳などが主な症状で、比較的軽症で経過するとされます。CTで疑われて肺炎が発見されるケースも報告されていますが、ほとんどが1~2週で回復しています。感染しても無症状である場合もあると思われますが、子供は正確に自分の症状を訴えることができないことに注意する必要があります。山梨では無呼吸状態で発見された乳児の例がありましたが、このケースは例外的で、私はいわゆる特発性乳児突然死症候群にたまたまコロナ感染が合併したものと考えてもよいのではないかと思っています。
喘息などの基礎疾患のある子供について特に注意すべき点は何ですか
一般的に小児ぜんそく・アレルギー性鼻炎などに呼吸器感染症が合併すると重症化する可能性が高いといわれます。ただその子供さんの状態や基礎疾患ごとにリスクや対応の仕方は異なりますので、かかりつけの先生とよく相談されることを勧めます。
また子供はほとんどが家庭内感染といわれます。家庭内にウイルスを持ち込まないよう大人が気を付けることがとても重要です。
母乳はやめた方がよいでしょうか
母親が感染している場合は咳や接触を介して子供さんが感染するリスクがありますので直接の母乳は控えるべきと考えます。ただ、母乳自体は感染源となることはあまりないと考えられていますので、搾乳でボトルや手の清潔に気を付けて与えることは可能であると思います。
子供はマスクをした方がよいでしょうか
感染予防という点からはマスクをする利点はもちろんあると考えられますが、小さな子供にマスクを強要することは現実的ではありません。とにかく保護者が感染しないこと、感染者から1~2mの距離を置いて生活すること(ソーシャル・ディスタンシング)が感染予防につながりますが、そんなことできるかといわれたらまあむつかしいのかもしれません。ウイルスに汚染された手で本やおもちゃに触ること、またその手で口や鼻、目を触ることも大きなリスクですので、手洗いや消毒をまめにすることも重要です。
学校や保育所が休校・休園となっていますが、この場合の注意点は何でしょうか
子どもにとって遊ぶことは心身の発達において大変重要なことです。以下のことを守って外出や子供同士の遊びを模索してください。事故対応は常に考えておかねばなりません。これは両親そして地域の人達の力が試されているのだということを再度確認してください。
それから遊ぶことばかりが強調されていますが、勉強をおざなりにしてはいけません。今は暇でしょうが、もともと勉強というのは暇つぶしにやることです。ニュートンが万有引力の原理を発見したのはペストの大流行で大学が閉鎖され田舎に帰った実に暇な時間であったといわれます。このタイミングで何を勉強するかは今後の子供さんの成長に大きく関係すると考えられます。

<屋外で>
屋外での遊びなら感染が伝播する可能性は低いとおもいますが、

  • 風邪症状があるときは外出やほかの子供と遊ぶのは控える
  • みんながよく触れる場所を中心にアルコール消毒する。また手洗いを励行する
  • 飲食の前にも手洗いをする。大皿をみんなでつつく料理は作らない。

<屋内で>
屋外よりリスクは高くなります

  • 周囲に明らかな感染者がいない
  • 遊ぶ場穂に高齢者や基礎疾患のある人がいない
  • 本人や家族に風邪症状がない
  • 少人数で過ごす
  • 保護者同士で連絡がついている
  • みんながよく触れる場所を中心にアルコール消毒する。また手洗いを励行する
  • 飲食の前にも手洗いをする。大皿をみんなでつつく料理は作らない。

<勉強について>
アクティブ・ラーニングという言葉があります。家庭内でお父さんやお母さん、もちろん友達でもよいと思いますが、例えば,テレビでもよいし本でもよいのですがそれについてみんなで議論する、結論はさておいてみんなで考えるということが大事です。そういう意味ではむしろチャンスかもしれません。NHKのEテレだって歴史や自然科学でとても知的興味をそそる番組を作っています。その他のBSでも経済番組にはいろいろ興味あるものがあったりします。料理番組を参考にみんなで料理を作ったりするのもよいのではないでしょうか。私のクリニックにおいてある絵本は私が精選して選んで買っています。お母さんたちが読んでよかったとおもわれるのを覚えておられたらどれでも買って子どもさんと一緒に読んでみるのもよいと思います。
なお、今のわたしがお父さんお母さん方に読んで考えてほしい本は
ブレイディ・みかこさんの「僕はイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」
岩波現代文庫「緒方貞子回顧録」
ヨシタケシンスケさんの絵本―どれでもよいでしょう
とにかく自分が面白いと思うものを見つけてそれについてかんがえてみましょう。

予防接種や乳児健診はどのように考えればよいでしょうか
乳児健診の目的は年齢ごとに起こりやすい病気や問題を早めに見つけて治療につなげることです。また予防接種は感染症にかかる前に接種することが重要です。
ですからコロナ対策も重要ですが、それ以外の重い病気にかかるリスクは避けなければいけないし、いろんな問題が明らかになる前に対応することもやっておかないといけません。
今後も第2波、第3波があることが想定されているのでその間予防接種や健診ができないデメリットは極めて大きいと考えられます。これを不要不急というなら大きな間違いです。予防接種はほぼすべてが個別接種となっていますし、健診も今後は個別が望ましいということになるかもしれません。

5月のお知らせ

4月もコロナで始まり、コロナで終わりそうです。いろんなところで言われていますが、2022年までは終息するのは無理だろうと思われます。またいったん感染が落ち着いたように見えても再びパンデミックになる、終息するまでにはそういったことを何回か繰り返すだろうとも言われています。つまり今はまだ序の口だということです。報告される感染者も増加していますし、亡くなる方もどんどん増えています。しかも実際の感染者数は今のところ全く不明です。京都市は医療崩壊の一歩手前ということを言う人もいます。コロナ疲れなどといっている場合ではありません。今後はその前提でいろいろなことを考えていかねばならないと私は思っています。これは戦いであり、しかもいつ終わるかわからない戦いでもあります。我々の武器は知性と理性、そして柔らかい心で助け合うことなのです。
・成人のBCG接種は致しませんのでご了承ください
・本とおもちゃを感染予防のため一時的に撤去することにしました。
・付き添いの成人の方も体温測定をお願いしています。また待合室に入って来られる成人の方はできるだけお一人だけにしてください。
・水痘やおたふくかぜといった感染症の子どもさんについては今までと違う部屋で診察とします。またお話を伺って防護服を付けて診療したほうがよいかと思われた方については通常使っている隔離室で診察することとしました。これは動線を分けて感染の機会をできるだけ減少させることが目的です。
・鼻の吸引は飛沫やエアロゾルを防止する意味で控えさせていただいていますのでご了承ください。吸入は場所を変えて行います。
4月7日の7都府県の緊急事態宣言に続いてすべての道府県がそれに追加され、京都府は感染者の急激な増加が見られているためそのうちの重点地域になりました。福知山に続いて与謝野町でも感染が確認され、舞鶴では報告はないものの私はすでにウイルスが侵入しているものとして対応するのが正しいと考えています。
学校も休校となり、学校検診・保育園検診は無期限の延期となりました。また乳児検診も3か月検診が6か月検診になったら意味がないので悩ましいところですが、しばらく中止となりました。小児科学会は今後個別で検診をすることも考えるべきという提言をしています。そんなわけでクリニックの外へ出務は今のところ予定はありません。
最後に少しだけコロナ以外の話をしておきます。このような状態ですから、人と人が接触する機会は明らかに減ってきており、いわゆる風邪症状を呈する子供さんは例年に比べてかなり少なくなっています。例えば昨年はこの時点でインフルエンザはまだ流行中でしたが今年はほぼ見なくなりました。ただそのなかでもRSウイルスであるとかヒトメタニューモウイルスといった重症化しやすいウイルス感染症はしばしばみられていて、それがまたコロナとの関連で話をややこしくしています。溶連菌もそこそこ見られています。
初夏のような日があるかとおもうと冬に逆戻りのような気温の日があったりで不順な天候が続いています。喘息が急に悪くなる子供さんがこのところ目立ちます。その傾向のある方はあんまり経過を見るのではなく早めに受診するようにしてください。また花粉症のある方も例年より若干花粉の飛散が長引くかもしれません。
予防接種はこのような時期ですがぜひ適切な時に予定通り受けるようにしてください。

コロナウイルスその2

コロナウイルス感染症のさなかで家庭にできること
世界はあっという間にパンデミックということになってしまいました。東京も首都封鎖の可能性が知事の口から出ましたし、付近の関東6県も注意喚起をしています。またイタリアの状況は目を覆うばかりです。イタリアは最古の医学部を有している間違いなく医学医療の先進国です。医療従事者の能力も高く意識も高いことも事実です。なぜこんなことになったのか、結局社会的なインフラ、下支えが崩壊したということです。この状況を誘導したベルルスコーニ元首相の責任は極めて大きいと考えます。つまり暗愚の人が政治のトップに長期居座ったらこうなるかもしれないということです。それに対してドイツはこの事態にきちんと対応できていて死者も少なく抑えられています。メルケルさんはやはり大したものです。昨年メルケルさんの「私の信仰」という本が出版されましたが、私は生まれて初めて政治家の本を読んで感動しました。
4月は学校も始まりますし、いろんな生活が一新される時期ですが、この間子どもたちの生活はその日常が壊れてしまったのではないかと憂えています。ここから日常の生活を再度立ち上げるのはそれなりの困難があると考えます。日常に戻るためには今からでも普通に学校に行っているような時間の配分で生活することを始めてください。ゲームは少なくとも短時間で切り上げ、その分お手伝いをする勉強するなどの習慣を取り戻すようにして新学期を迎えるよう努めてください。

  • 以前にも書いたように一般に子どもはかかっても軽い症状で推移することが多いようです。しかし基礎疾患として心臓、糖尿病、免疫不全、がんなどと闘病中の子供さんは感染すると重症化するリスクが高いので要注意です。また妊娠中のお母さんも用心する必要があります。インフルエンザでもそうなのですが、妊婦さんの肺は子宮が大きくなりそのため呼吸機能が低下していますので感染するとやはり重症化のリスクがあります。
  • 子どもを持つ親御さんは子どもの感染が怖いといわれますがまず保護者が感染しないことが子供を感染から守るためには最も大切です。こまめな手洗い、適宜消毒、マスクなどの対策を行ってください。
  • 最近はマスクが手に入りません。その場合は別に勧めるわけではありませんが、再利用ということも視野に入れて考えなければなりません。咳の症状があればつけるのはした方がよいですし、予防としても飛沫に含まれたウイルスの拡散を防ぐことが期待できます。まあ完全ではありませんが一定の効果はあると思います。その場合は内側にガーゼを入れてそのガーゼを取り換える、外側はアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒することで再利用は数回可能と思います。
  • 家で子供が長時間過ごすことで注意するべきポイントは、まず通学時と同じ時間に起きて同じ時間に寝るといいうことが原則です。理想的には一日のタイムスケジュールを立てて計画的に過ごすよう心掛けてください。特に中高生などでは家にこもって大勢でゲームをやるなどは避けてください。お父さんもパチンコ・ゲームセンターはだめです。屋外は通常は問題ないと思いますが、野外でも多人数でのバーべキュ―などで騒ぐのは避けてください。かといって実家のお爺ちゃんおばあちゃんに子供を預けるのは慎重にすることを勧めます。子供は罹っていたとしても症状が出ないこともあるのでかえっておじいちゃん・おばあちゃんを危険にさらすことになりかねません。
  • 医療従事者もそうですが、保育園・こども園・学童保育は通常運営となっています。何かあると大変なので、みんな神経をすり減らして仕事をしています。医療従事者といってもみんなが感染症の専門家ではありませんし、必要な防護具も欠品しています。誰が感染しているのか判断しようもないまま我々もリスクを感じながら日々の医療を行っています。家族みんなでこまめな手洗い、咳エチケットなどを行うことで「他人にうつさないよう」また体調不良であればおうちでゆっくり休むことを心がけてください。
  • 最後に身近な人が不運にもコロナにかかってしまうことがないとも言えません。その場合その人やその周囲の人たちがどんな風にあつかわれたくないのだろうか想像してみてください。ウイルスも怖いのですがもっと怖いのは人間かもしれません。感染者に対して十分な配慮-環境づくりの推進はもちろん、いじめや差別がないよう監視することも極めて重要です。それからこういう時はデマが飛び交います。必ず複数の情報から判断するようにしてください。

4月のお知らせ

コロナコロナで3月はあっという間に過ぎてしまいそうです。世界ではあっという間にパンデミックという状況になってしまいました。日本でもオーバーシュートという感染の爆発が特に大都市で起きることの可能性もささやかれています。もちろんオリンピックなんて論外です。まともな医療従事者が何意を考えるかについてはノーベル賞の山中先生がネットにとてもきちんとしたしかも一般の方にわかりやすい解説をアップしています。一読されることをすすめます。私は今のところ現実の状況の把握はこれに尽きると思います。

クリニックに来られた方はお分かりかと思いますが、私たちも感染の機会をできるだけ減らすことを考えて、マスクそれからフェイスシールド、また長袖の白衣といったことを標準装備として対応しています。待合室・診察室には高機能の空気清浄機を一台ずつまたそのほかに簡易型の空気清浄機を2台設置しています。室内はアルコールや次亜塩素酸によるふき取りクリーニングを適宜行なっています。これらを散布するのは効果がないということが判っています。そのほか換気扇を“強“にしたり休憩時間には複数の窓を開けて換気に努めています。これらの対処で新型コロナウイルスの感染の機会をできるだけ減らすようにしています。なお、新型ウイルスの感染を心配される方は事前に保健所にお問い合わせください。クリニックでの検査はできません。

今のところ福知山市民病院で院内感染を含めたクラスターが見られた以外は舞鶴近辺でコロナウイルスによる新型肺炎の発症が見られたという報告はありません。ただ8割の感染者が軽症または無症状という厄介な感染症であるので、“隠れ感染者”が身の回りにそれなりに存在することは十分考えられることですし、それがいつか顕在化してクラスターを形成することも可能性があります。福知山の病院でも検査したのはいわゆる濃厚接触者だけですし、院内感染の細かいデータが我々医療従事者に開示されたわけでもありません。しかもこれはいつ終息するかわからない(そもそもこの感染症において終息というのはどういうことなのかが示されていない)感染症でもあるので何とかなりそうと思って油断すると途端に大変なことになるかもしれません。先日のK-1の開催は世紀の愚行として小学校の教科書にまで載ることになるかもしれません。ですから今のところの結論としては我々一般人は日常性を堅持してあまり非日常的なことに手を出さず生活することが大切なのだろうと考えています。ですが、繰り返しになりますがそれでオーバーシュートが回避できるという保証はありません。何しろ志村けんがコロナで重態になる状況です。何が起きるかわかりません。これ以上のことは別にバナーを立てていますのでそちらを参照してください。

最後に手短にコロナ以外のことをお話しておきます。コロナといっても今のところは障子越しに鳥が飛んでいるのを見ているようなもので、むしろ花粉症であるとかマイコプラスマ、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスの感染が一定程度の頻度で見られるということのほうが現実の対応を必要としています。花粉症の頻度と症状の強さは例年とほぼ同様で、結構飛散しているようです。花粉症がひどくて勉強や生活に支障が出るという方には一か月に1~2回の注射で治療するという方法が認められたので、それを希望される方はご相談ください。その一方ではインフルエンザはほとんど流行ることなくほぼ終息したようです。

コロナウイルス

まずコロナウイルスCOVID-19で今までの経過で分かっていること、またはそうであろうと考えられていることをかいつまんで述べておきます。日々情報は変わっていますので長い目で見ると間違いもあろうかとは思いますが、3月4日時点での私の見解です。

  1. 1)感染経路は飛沫感染・接触感染
  2. 2)一部の患者では強い感染力を持つ可能性がある
  3. 3)無症状病原体保有者・軽症患者が多数を占め、しかもその人たちからの感染も多い
  4. 4)発熱や呼吸器症状が一週間前後続いたのち急速に悪化することが多い
  5. 5)経過中強いだるさを訴えることが多い
  6. 6)高齢者・基礎疾患保有者は重篤になる可能性が高く、死亡率も年齢が高くなるにしたがって高くなる
  7. 7)子供は感染しても発症はまれである。またWHOは聞き取り調査では子どもからの感染事例報告はないと発表している
  8. 8)肺炎はCTを撮らないとわからないことが多い。むしろPCRよりCTのほうが診断的価値は高いかもしれない
  9. 9)PCR検査は有効な手段だが一回だけでは見逃してしまう場合もかなりの頻度で見られる。つまり軽症の時点であっても繰り返し検査することが望ましい。迅速検査は期待されているほど早く市中に出てくることはない。
  10. 10)薬は今の時点ではどれが有効であるかある程度わかってきているが、ちゃんとした医療施設での知見を積み重ねるしかなく保険適用になるまではかなり時間がかかると思われる。

一言でいうと今回のCOVID-19は同じコロナウイルスに属するSARSやMERSと違って「賢い」ウイルスです。大多数の人は無症状か軽症で人にもうつりませんが、一部の人においてはある条件下(閉鎖空間など)で多数の人に感染を起こしそこでクラスターといわれる小集団を形成することになります。それらの人のうち特に高齢者・基礎疾患保有者(だけではありません)が重症化し場合によって死亡するという結果を招きます。また環境に対応する能力(温度、湿度など)がインフルエンザと比べても高いようです。PCR検査は軽症者場合によっては無症状者も検査するべきとは思いますが、それはただやみくもにやってよいとは言えないのでいわゆるトリアージという考え方を導入しなければいけないと考えます。クルーズ船から下船して京都に戻った人は20人(うち京都市は14人)ということですが、今のところ全員発熱などはないということのようです。また京都では2人が感染者として確定されましたが、その後多数の肺炎などの方に対してPCRを行ったが陽性者は発見されなかったようです。和歌山県では700人を何回も検査して感染を抑え込むことができたということです。これらは積極的疫学調査という方法です。

まず重要なのは予防ということになりますが、一般的に言ってインフルエンザと同様手洗いが最も大切といわれます。またマスクは効果があんまりないともいわれますが、やはりもちろんあった方がよいと思います。うがいはした方がよいとも言いませんが気休めにはなるでしょう。とにかく人込みを避ける、一定の時間同じ場所で近い距離で多数の人と接触することは避けてください。室内で換気のない場所にいると感染の機会は屋外と比べて11倍になるといわれます。そういうところからクラスターといわれる集団を形成することになります。アルコールは効果がありますので、手洗いの後アルコール消毒も時々は併用されるのが望ましいと思います。またよく触れる場所、ドアノブ、手すり、スイッチ、いろんな人が座るいすや机など気が付いたらアルコールなどで拭き掃除をするよう心掛けてください。

最後にこれだけは言っておきます。今は舞鶴ではコロナウイルスの感染者はいるとしても少なく、多くの有症状者はこの季節なので花粉症や喘息なのかもしれないし、インフルエンザや溶連菌、マイコプラスマ肺炎だってまだまだそこそこ見られています。乳幼児ではRSウイルスやヒトメタニューモウイルスだって結構あります。そんな子供さんたちが4日も5日も様子を見ていたら治るものも重症化する可能性が高くなってしまいます。あんまり気にせず受診するようにしていただいて大丈夫(少なくとも現在は)と思います。それとやはりこの間教育の機会を奪われてしまった学童・生徒・学生諸君に対する教育をどう担保するかは極めて大きな問題です。少なくとも多数のゲーム依存の青少年を作らないようにしていただきたいものです。

3月のお知らせ

Hibワクチンについての新しい良いお知らせです。
3月2日の週から今まで通りの供給がされることになりました。

ですから予定通りのワクチンが接種できなかった方からの接種が優先ですが、それ以外の接種を希望される方に対しても特に制限はありませんので、遠慮なくお申し出ください。

我々クリニックとしてもやっと安心してお引き受けできることを大変うれしく思います。

今月から水曜日の午前の診療は私(鞭)が担当します。午後と夕診は秋山先生にお願いしています。また、土曜日は今まで通り足立先生と私とが交互に担当します。しばらくはこの体制で行きますので、よろしくお願いします。
今年は雪も舞鶴は一度降ったきりでそろそろ3月です。今までにない暖冬で、このまま春に突入するのでしょうか。
そんなわけで今シーズンはインフルエンザの流行も例年に比べてだらだらと続いてはいますがかなり少ない罹患者数で推移しています。昨年はゾフルーザが簡単に使えたのもあって少なかったと考えていますが、今年は気候がこの状況に大きく関与しているものと思います。昨年と違ってB型も少しは見られていますが、まあこのような感じで収束していくのだろうと考えています。
ただ溶連菌はインフルエンザとそう変わらないほどの流行が見られており、いままで溶連菌とインフルエンザの同時感染ということはほとんどなかったのですが、今年は溶連菌で投薬したが解熱しないというケースでインフルエンザを調べたら陽性であったとかまたその逆もぽつぽつ見られています。
今シーズンはまたいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。
それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。今年はやはり暖冬の関係もあって例年よりも早期から飛んでいるようです。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物、またダニなど重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。
問題は新型コロナウイルス感染症です。これについてはまた別に情報を発信しますのでもうちょっとお待ちください。ただ私のところでもこれだけテレビや新聞で情報が出ていますので医療従事者にだけ届くような情報がそんなにあるわけではありません。確かに正しく恐れるというのは正しいのですが、では何が正しい恐れ方なのかは実はとてもむつかしい話なのです。治療というとむつかしいので重要なのはやはり予防です。「ちゃんとした」手洗いはその中でも特に大切だと思います。マスクはあんまり効果がないということも言われますが、もちろんないよりあった方がよいと思います。うがいですか。まあ気休めにはなるでしょう。不要不急の外出は控えるようにということですが、不要不急の外出なんて考えてみればそんなにあるわけではありません。ただいつもより気を張って買い物などするようにしてください。

2月のお知らせ

今年は今までにない暖冬で、舞鶴も一度も雪が降らないという異常気象です。その影響かインフルエンザもだらだらと続いていますが大流行という状況ではありません。今シーズンは流行の開始が早かったのですが、一回目のピークは昨年のうちに終わったのかもしれません。ただ昨年と違ってA型に加えてちらほらB型も出てきましたので、このまましばらくは続くものと考えています。その他の感染症ですが、流行しているといえるのはいわゆる胃腸風邪程度です。それもノロやロタがいくつかのこども園・保育園で相当数見られましたが今のところはほぼ終息しており、いまは通常の胃腸風邪がけっこうあるといった状況です。溶連菌やRSウイルスは一定程度見られていますが、流行しているというほどではありません。
むしろここで今最大の懸念は中国からの新型コロナウイルスによる重症肺炎の出現です。
ちょうど春節に合わせて多数の特に中国からの観光客が北近畿にも押し寄せることが予測されており、少なくともインフルエンザと同等以上の警戒が必要と思われます。とはいっても、今のところ手洗いとマスクくらいしか方法がないのも事実ですが。あとは情報の共有と保健所との連絡を緊密にすることでしょうか。
そろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。暖冬の影響はここでもあると考えられ今年は早くから大量に花粉が飛ぶと予測されています。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。シラカバはそろそろ、スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科・ハンノキは5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の要因となります。
また今年の冬は特に空気の乾燥が強く、皮膚の乾燥も今年は目立ちます。冬の間の乾燥で秋生まれの赤ちゃんは春生まれの赤ちゃんよりアトピーになりやすいといわれます。食物アレルギーは口から感作されるよりも皮膚からのほうが重要であると考えられるようになっています。つまりこの期間の乾燥肌をどううまく乗り切るかが大きな分かれ目になります。お風呂上がりの保湿など特に留意してください。

1月のお知らせ

先月のお知らせのとおり、1月は5日(日)までお休みをいただいて6日(月)から通常通り診療を行います。また1月の市の検診は29日(水)です。午前と夕方は通常通りです。

昨年は私も長期の入院を経験し、また何人もの親しかった人を失うなど人生について深く思いをいたすことのあった一年でした。今年の年賀状の言葉は院政期の文化人釈蓮禅(藤原資基)の炉辺清談からとりました。「冬の夜数人の友人と少しの酒を暖めて飲みながら話をしている。もう一度学び直さねばならないそう思って再び本棚の前で燈火を掲げている・・・」。私ももう一度燈火を掲げて前に進みたいと思います。

昨年と違い、インフルエンザはすでに舞鶴でも大流行です。その原因としては今年はゾフルーザが使いにくいことと、舞鶴では高齢者の予防接種の通知がはっきりせず受けにくい状態となったことが大きいと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というそこまではないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。インフルエンザの治療薬は重症化した時に使うものではなく重症化を防止するのが基本なのです。
冬になると胃腸風邪がはやります。12月に入って多くの保育園・幼稚園で胃腸風邪が流行しています。注意すべきなのはノロウイルスが保育園などで流行していることです。これらのウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全員が点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。なおロタやノロニついては治癒の証明は何の意味もありません(検査で陰性だったからといって菌がなくなったという証明にはなりません)のでその点ご理解ください。
その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。

12月のお知らせ

年末年始の休み12月29日(日)から1月5日(日)までです。
12月11日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は通常通りです。

急に寒くなってきましたし、空気が乾燥しています。昼と夜の気温がこれだけ差があるとどうしても気道が敏感になって喘息発作や鼻炎症状がもちろん軽いのも重いのもありますが、多くみられます。また春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。

現在流行しているのは溶連菌感染症とRSウイルスの他マイコプラスマも一定程度見られています。

急速に寒くなってきたのに伴い、とうとう舞鶴でもインフルエンザが流行し始めました。今後いろんなところで火の手が上がることは想像に難くありません。今年の抗インフルエンザ薬はタミフルとリレンザ、それからラピアクタが中心ということになります。昨年発売されたゾフルーザは特に小児では使いにくいのが日本の現状です。

インフルエンザ罹患中の異常行動が報道などで注意喚起されていますが、それが薬によるものか病気自体によるものかについては結論は出ていません。注意は必要ですが、かかったらきちんと治療されることがよいでしょう。忘れてはいけないのは経口インフエンザ薬は重症化を抑えることが主眼であって重症となった場合の治療薬ではないということです。つまり早めに治療を開始することが大切なのです。

インフルエンザの予防接種はもう済まれましたか。インフルエンザの対策はまずはとにかくワクチンの接種、そして手洗いです。マスクやうがいもだめとは言いませんがその効果が限定的であることはいろんな疫学的な研究で確認されています。今年はワクチンの不足は今のところ大丈夫のようですが、できるだけ今年中に接種を済ませておいてください。インフルエンザについての詳細はcontentsやお知らせの中に別項目として述べてありますので是非目を通してみてください。

11月のお知らせ

保育所や市の4か月検診を再開していますが、代診の先生にクリニックの診療をお願いしている間にそちらに従事していますのでクリニックを休診にする予定はありません。私も月曜日、金曜日は午前・午後・夕方と診療するつもりにしています。
10月28日(月)からインフルエンザの予防接種を開始します。接種回数はWHOのガイドライン(世界のスタンダード)である「9歳以上は一回接種」とさせていただいています。この方法は厚労省からのパンフレットにもその旨記載されるようになっていますし、ワクチンの不足を補うという点でも有効であると考えています。ただ受験であるとか心疾患・重症のぜんそくなど諸事情のある方にはもちろんご相談に応じますので遠慮なくご相談ください。詳細はホームページ上のインフルエンザ予防接種のコラムをご覧ください。
今年は天候の不順や台風の上陸が何度もあったにしては昨年と異なりRSウイルスやアデノウイルスの流行は大したことにはなりませんでした。その他ではマイコプラスマ肺炎が結構見られております。咳がいつもの風邪とは違う、ぜいぜい言って寝られない、熱が続くという場合にはこれらの疾患の可能性も高いので、早めにご来院ください。また溶連菌や胃腸風邪も例年と同じくらいしぶとくみられるようです。
なおインフルエンザは今年は東京などでは早くから流行がみられています。関西でも大都市ではそれなりに流行が始まっているようですが、京都府北部では成人を中心に子どもにもA型、B型ともに若干の発生が見られているとはいえ流行というところまではまだないようです。 また今年のインフルエンザの治療の薬剤ですが、小児に対するゾフルーザの投与が問題になっています。昨年は結構使って実際よく効いたのですが、最近になって小児科学会、感染症学会から12歳未満の推奨を外すなどの異議が提起されているため、今期の12歳未満のインフルエンザの治療薬はタミフルとリレンザが中心になると考えています。ゾフルーザは使うとしても12歳以上の方に限定ということになりそうです。
また今年は夏が特に熱く長引いたのち急に肌寒くなるという異常気候のせいか喘息や鼻炎症状の強く出る子供さんが多くみられます。今の時期にしっかりと対策を立てておくことが冬の間を健康に過ごすための第一歩です。
その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。統計学的には秋に生まれた赤ちゃんのほうが春に生まれた赤ちゃんよりアトピーになる頻度はずっと高いといわれています。基本的には冬の間乾燥肌やアトピーが悪化しないようにプロアクティブ・スキンケアの指導もさせて頂きます。
それから最後になりますが、クリニックの隣の薬局が営業を休止していてご迷惑をおかけしています。開院以来ずっとお世話になってきたのですが、今のところ再開のめどはたっていないようなのが現状です。これについては当クリニックとしてもなんともしがたいところですが、東舞鶴で夕方7時まで開けておられる薬局というのも多くないことを考えるとできるだけ6時までに来院いただくのがよいのではないかと考えています。薬局の再開について何か動きがあるようでしたら直ちにお伝えしますのでもう少しご容赦ください。

10月のお知らせ

退院してから一カ月以上たちました。9月は火曜日の予防接種以外、外来に出務するのはほぼ午前中のみでしたが、10月には午前だけでなく夕方の診療も開始することとしました。ただ火曜日は午前と予防接種のみとして夕方の診療は見合わせています。今までのような午前、午後、夕方といった一日3コマの診療は水曜日応援の秋山先生にはお願いしていますが私についてはもう少しお待ちください。
成人への風疹の予防接種に対する助成があります。今のところ日本は風疹のリスクが高い地域として認識されています。まあ理由はどうあれ結構なことですし、むちキッズクリニックではお母さんなど女性に対しては対応していますのでご検討ください。男性についてはケースバイケ-スでと考えています。
9月17日(火)からインフルエンザワクチンの予約を開始しています。実際の接種開始は10月28日(月)からとしています。接種の方針としては特に昨年と変わった部分はありませんが、詳細は別のコラムをご参照ください。ワクチンの不足の可能性は低いとされていますが確実に接種するためには早いうちに予約していただくのが望ましいと思われます。なお、すでにインフルエンザが流行しているところもあるようですし、福知山や舞鶴でも若干名の報告がありました。少なくとも今の時点では流行というわけではありませんが、今後の動向は注意してみていきたいと思っています。
昨年と違って今年はアデノウイルスもRSウイルスも目立った流行は今のところ見られていません。むしろ、今年の気候は暑かったり急に涼しくなったり例年に増して不順ですし台風があい次いで上陸するなど、喘息の子供さんやそうでなくても気管の弱い子供さんの咳・鼻の症状が悪化したり長引く傾向が強く見られます。もともと運動会・文化祭など2学期はいろいろの行事がありますので、体調を崩さないよう早めにご相談ください。
10月から消費税が2%上がりましたが、今の時点ではそれを自費診療分やワクチン接種に反映させるようにはしておりません。インフルエンザワクチンも昨年と同価格で提供することとしています。ただ一部については今後若干の値上げの可能性はありますので、該当する年齢で自費の予防接種を考えておられる方は「何時でもいいや」とは思わず早めの接種をされることをお勧めします。

2019~2020年のインフルエンザワクチン接種について

今年は昨年と同様4種(A型2種、B型2種)が入っています。

2019~20年のインフルエンザワクチン
B型は昨年と一緒ですがA型はどちらも変更されています
A型株;ブリスベン(H1N1)とカンザス(H3N2)
B型株;プーケットとメリーランド

料金は昨年と同様


2回接種の場合:前払いで5,500円(税込み)
1回接種の場合:3,000円(税込み)
とさせて頂きます。10月から消費税が2%上がりましたが、今年度は昨年と同様の額で接種させていただきます。


9月18日から予約は開始させていただいています。実際に接種を開始するのは10月29日と致します。今年はワクチンが不足するということは今のところないようです。
また3歳以上は一回接種でよいという意見が一部にあることはもちろん承知していますが、これに対して厚労省の見解というものは今のところなんら出ていません。ただWHOの統一見解というものはあってそこでは「9歳以上の小児及び健康成人に対しては一回注射が適切である」としておりそれは厚労省からの通達にWHOの見解として同じ言葉で述べられています。それについて厚労省は何も評価・もしくは見解を述べていないのですが通達にその文言があるということは厚労省もそれを暗黙の了解としていると考えています。むちキッズクリニックではワクチンの不足が大々的に宣伝されていた一昨年からWHOの勧告に従ってーグローバルスタンダードに従ってー9歳以上は一回接種としています。今年も昨年と同様9歳以上の子供さんについては原則一回接種とさせていただくこととしました。ただ絶対にそうするかというとやはり受験を控えた方や喘息などの慢性呼吸器疾患、心奇形などの先天異常の子供さんなどには2回接種をお勧めしたいと考えていますので2回接種をご希望の方は遠慮なく申し出てください。
また妊娠後期のインフルエンザワクチンの接種は生後早期のインフルエンザ罹患に対する予防効果があるという報告が権威ある小児科の雑誌にあります。妊娠後期であるということ自体が免疫の低下や呼吸面積の減少という点でインフルエンザ重症化のリスクファクターであるとされていますので該当する方にはワクチンを接種されることを勧めます。

チメロサールを含まないインフルエンザワクチンは若干量生産されるみたいですが、詳細は不明です。ただ小児科学会としては特にチメロサールを含まないワクチンを選択して接種する意味は別段認められないというのが公式の見解です。以前は自閉症などの発達障害との関連を心配する声もありましたが統計学的には関係がないということで結論付けられています。また鼻からの噴霧での(つまり注射ではない)ワクチンの輸入ですが、その効果が認められないということが判明しここ数年は推奨を外されることとなっています。ただ今年についてはあまり情報がありませんのでコメントは今のところ差し控えさせていただきます。


 

インフルエンザワクチン接種対象者

1) インフルエンザ感染により重大な合併症を起こす可能性のあるハイリスクグループ
● 6か月から23か月までの乳幼児
● 65歳以上の方養護ホーム、長期療養施設入所者
● インフルエンザシーズンに妊娠している女性
● 肺・心血管系の慢性疾患を有する成人・小児、気管支ぜんそくの小児
● 糖尿病を含む慢性代謝性疾患、腎不全、免疫抑制状態にある方
● 長期アスピリン治療を受けている生後6か月から18歳の方
2) ハイリスクグループにインフルエンザをうつす可能性のあるグループ
● 病院関係者
● 養護ホーム、長期療養施設勤務者、乳児を預かる施設勤務者
● 訪問看護等でハイリスクグループの方にケアサーヴィスをする方小児を含むハイリスクグループの家族
3) その他
● 乳児:どの月齢からでも可能ですが諸般の事情から当クリニックでは生後6か月からとさせて頂いています。特に一歳未満でも保育所などに行っている子供さんには接種しておくことを進めます。
● 妊婦:妊娠中どの時期でも接種は可能です。特に予定日が流行期に含まれる妊婦の方は接種が望ましいと考えられます。ただ流産のリスクのある妊娠3か月未満では接種を勧めないという考え方もありますので、産科の先生にまずはご相談ください。
● 寮などで団体生活をしている方


 

インフルエンザ予防接種でよくある質問

1) 咳や鼻が出ていますし、37.3度の微熱がありますが・・・
症状が軽い場合は特に問題ありません。37.5度以下なら可能です。ちなみにアメリカでは熱があっても接種することもあります。
2) 風邪が治って2週間ですが・・・
可能です。日本では麻疹は治癒後4週間、水痘・風疹は2週間後から、そのほかは1週間後から可能とされています。これについては医学的な根拠があるかといわれると問題がないとも言えませんが、万が一の副反応に対する補償のことを考えると守っておくほうがよいでしょう。なお、アメリカではこのような規則はありません。
3) 水痘の子と接触して潜伏期間中のようですが接種できますか
潜伏期間かどうかはその時点ではわかりませんし、不活化ワクチンについては何ら問題はありません。生ワクチンの場合は感染可能のウイルスとバッティングすることで免疫ができにくい場合もあるかもしれませんので状況によっては延期することもあります。
4) 熱性けいれんを起こしてから一か月ですが可能でしょうか
通常けいれん後2~3か月後から接種は可能です。単純性の熱性けいれんであれば小児科の専門医が可能と考えれば2週間から接種可能というのが小児科医のコンセンサスです。インフルエンザはけいれんや脳炎・脳症になることがある病気です。そのほうがずっとリスクは高いと考えられます。
5) 抗生剤を耳鼻科からもらっていますが接種できますか
病気の状態が活動性(発熱、痛みが強い、きこえにくいなど)でなければ問題ありません。インフルエンザは季節性のものですので接種時期を失しては何にもなりません。
6) 卵アレルギーといわれていますが
一部の強い反応の既往がある方を除いて、通常麻疹・風疹ワクチンが普通にできておれば問題ありません。心配な方には最初に少量注射して大丈夫なことを確かめて、その後残量を注射するという方法もあります。


 

インフルエンザにおける異常行動について

インフルエンザの経過中に異常行動を起こす子供さんのことがときどき報道されています。 この異常行動が実はインフルエンザの治療薬タミフルの副反応ではないかという考えがあります。はっきりした原因は現在のところ不明ですが、昨年からはタミフルのジェネリックが発売されよりわかりにくくなったのは事実です。異常行動を防止するという意味でもちゃんと予防接種を受けるようにしてください。

8月と9月のお知らせ

皆さんにいろいろご心配をおかけしましたが、8月20日に退院して舞鶴に戻ってきました。主治医からは8月はおとなしくしていてくださいということですので、今月中は代診の先生方にほぼ任せて9月になったら徐々に仕事の量を増やしていくことにしています。8月はお休みの日や午前中のみということもありますが、9月には体調を見ながらまた代診の先生方のご協力をいただきながらできるだけコマを埋めていきたいと考えています。予定はいろんな形で明らかにしていきますので、少し注意してみていてください。

9月は市の検診の予定はありません。

現在舞鶴で何が流行っているかはそんなわけでよくわかりませんが、特に何ということは無いようです。また舞鶴も今年は無茶苦茶暑かったようですが、熱中症については今後ももうしばらくは注意が必要と思います。

一方喘息・鼻炎といったアレルギー疾患は異常気象のせいもあって、そろそろ異常を感じる方が増えてくるのではないかと危惧しています。例年これからの時期に体調の変化を感じられる方は早めの対応が必要と思います。

さて、今年もそろそろインフルエンザの予防接種のことを考える時期になりました。

予約は9月17日(火)から、実際の接種開始は10月28日(月)からとさせて頂きます。インフルエンザワクチンの接種は毎年受けて頂くのが原則です。毎年受けていただくことでいろんなタイプのウイルスに抵抗力がつくと考えられますので、よろしくお願いします。いまのところ、ワクチンが足らないというような話はありませんので欠品の心配なく今年は行けるのではないでしょうか。

今年もチメロサールを含むものに限定して製造されるかどうかは今のところ不明ですが、いずれにせよチメロサールを含むワクチンが自閉症や胎児への悪影響があるということは統計学的には否定されています。あまり神経質にならないで受けて頂くのがよいと考えています。

緊急のお知らせ

突然ですが、8月の初めから入院してしばらく療養することになりました。2週間程度で退院はできそうですが、8月中は静養しているようにといわれています。開院以来たくさんの方においでいただいているクリニックとしては、大変ご迷惑をおかけすることになりますが、なにとぞご寛恕のほどお願いいたします。

入院前の数日と退院後の8月の後半は現在応援に来ていただいている先生方を中心に外来をお願いしていますが、差し当たって7月30日(火)から8月17日(土)までは休診とさせていただきます。ただ退院が伸びる可能性がないわけではありませんのでいつからクリニックを再開できるかは若干流動的であることをお許しください。

いずれにせよ応援に来ていただく先生は経験もあり気心も知れている方々ですので、私と同様信頼して受診していただきたいと思います。9月になれば私も少しずつ仕事に復帰していきたいと思っています。もちろん直ちにパワー全開とはいきませんので9月以降も先生方には引き続きお力添えをいただいたうえでだんだんと仕事量を増やしていきたいと考えています。このようにいろんな方からの過分なお力をいただいてのことですので、私も10月にはほぼ今まで通りの診療ができるように頑張りたいと存じます。私のしばらくの不在を平にご容赦いただき、また私どものクリニックを私の留守中もまた復帰後も温かく見守っていただきますよう切にお願いする次第です。

8月のスケジュールは若干の変更はあるかもしれませんが下記のとおりです。
〇は朝・昼・夕の3コマ、△は午前だけとさせていただきます。また月・水の午後は基本的に予防接種とさせていただきます。
8月19日(月)、21日(水)、26日(月)、28日(水)・・・・〇
8月23日(金)、24日(土)、30日(金)、31日(土)・・・・△
 
9月以降のスケジュールについては追ってホームページでも発表しますのでよろしくお願いいたします。

7月のお知らせ

7月は市の検診などによる午後の休診はありません。
今年は例年にも増して不順な天候が続きます。日中は暑く夜になると若干冷える感じといった日々です。こういう時には気温の変化や免疫の低下などによって体調を崩しやすく、咳や鼻の続く子供さんが多くみられます。また花粉が飛んでるみたいと言って来られる方をよく見ます。夏休み前に疲れてしまって・・などということが無いよう体調管理をお願いします。

熱中症は今のところあんまりありませんが、この時期は体が慣れていないので思いがけない状況で発症したりします。特に子供さんは水分摂取なんか気にせずに遊んでいます。まだのどの渇きを覚える前から水分摂取に留意してください。OS-1を勧めますが、番茶などでも構いません。

夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で流行しています。

また今年は手足口病の当たり年のようです。手足口病は十数種類のウイルスが原因となります。その各々が少しずつ症状が違い、ほとんどは軽症ですが中にはとてもひどいものもあります。程度に応じて治療しますので、ご相談ください。熱が下がって普通に食べられるようになって一日程度休んでも大丈夫なら登園・登校は大丈夫です。

6月のお知らせ

5日(水)午後は市の4か月検診、12日(水)19日(水)午後は保育園の検診のため休診です。よろしくお願いします。

今回は大切なお知らせがあります。実はすでに始まっているのですが今後土曜日の外来を京大小児科から応援を受けることとしました。京大医学部人間健康科学科教授の足立壮一先生と前の国立京都医療センター小児科科長秋山祐一先生を中心に若い先生方にも交代できていただくことになります。お二人とも私と専門を同じくしていますし気心の知れた間柄です。もちろん経験豊かで優秀な小児科医ですのでわたくし同様親しくお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。

結局インフルエンザはA型だけで終息したようです。例年と異なりB型の患者さんは数人にとどまりました。私のところではゾフルーザをかなり使いましたが前評判通りきわめて有効でした。危惧されたかえって熱が続くとか、抗体があるウイルスが蔓延するというようなことは全くなくゾフルーザを使った98%が投与一日で解熱元気になりました。

暑い日の次は何となく肌寒い日があったりして本当に天候の不順な日が続きます。毎年言っているような気もしますが、今年はまた特別その傾向が強いように思います。咳が長引いたり鼻の具合が悪い子供さんが外来でも多くみられます。もともと花粉であるとか黄砂であるとか呼吸器に問題が起きやすい季節であることに加えて、天候が不順なことはやはり子供たちの呼吸器のトラブルの原因となります。無理をせず健康に留意して一日を過ごしてください。

すでに熱中症が出始めています。暑い日は熱中症に気を配り肌寒いときは一枚服を重ね着するなどこまめな注意が望まれます。外出やスポーツの際には水分の補給を心がけてください。

一方、そろそろ食中毒が発生しやすい時期となりました。清潔、手洗い、冷蔵庫を信用しすぎず早めに食べる、十分な加熱といったことに留意してください。

また保育所、小学校では胃腸風邪が増えてきています。予防接種を受ける方が増えたこともあるのでしょう、ロタの流行は最近は私のクリニックの周囲では見られなくなりました。ただロタにしてもノロにしても或る意味胃腸風邪の一種で重症になりやすいということだけなので、ふつうの胃腸風邪でも同様の注意が基本的には必要です。下痢おう吐に加えて、食欲がなくぐったりしているようなときには点滴が必要なこともありますので早めの受診をお勧めします。

溶連菌感染症が流行しています。熱に加えて強いのどの痛みや声がかすれるようなことがあればその可能性があります。家族性の感染がしばしばみられるのでそれも要注意です。

また手足口病などのいわゆる夏風邪も少しずつみられるようになってきました。昨年同様今はエコーウイルスが中心のようで、重症型は見られていませんが今後どうなるかはわかりません。注視していく必要があります。
 

5月のお知らせ

4月は手違いでお知らせが掲載されなかったようで失礼しました。
連休は4月27日(土)と30日(火)は通常通り診療します。ただし30日(火)午後は予防接種の時間です。
5月1日(水)~6日(月)はお休みをいただきます。

また5月10日(金)、11日(土)は私の私用でお休みをいただきます。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

5月15日(水)は市の4か月検診で午後休診です。
午前と夕方は通常通りです。よろしくお願いします。

今年は特に花粉の飛散量が例年以上に多いようです。患者さんの数も多いですし、またその程度も激烈のようです。また花粉は鼻だけではなく、皮膚症状や夜間の激しい咳とも関係があります。今はいろんな薬もありますし、ぐすぐす言いながら我慢する必要はありません。まだまだ気を許すような状況ではありません。アレルゲンをコントロールしていつもの生活を保つことができるよう心掛けてください。ヒノキはまだまだあるようですし、スギに比べてヒノキは花粉のサイズが小さいため肺の奥まで到達しやすいといわれます。

いったん消えていたインフルエンザがまた発生しています。今度はA型もB型も見られています。たぶんそれほど流行することはないだろうと思いますが連休でいろいろのところにお出かけの機会も多いと思います。注意してお過ごしください。そのほか溶連菌感染は相変わらず流行しています。4月に入ってそろそろ疲れが出る時期というのも関連しているのかもしれません。一度ゆっくり時間を過ごすのもよいでしょう。

成人男性の間で風疹の流行があり、また麻疹の流行も取りざたされています。近くに誰か罹患した人がいるわけでもないのでリアルな問題として考えにくいと思いますが、子供さんのためでもありますのでできるだけ接種するようにしてください。また流行している地域に行かれる方は一歳未満でも接種を受け付けています。ただ一歳未満の方は日本では抗体を獲得しにくいというといわれておりそのため一回目としてカウントしないことになっており一歳になったら改めて一回目の接種をすることが推奨されています。ただ慌ててやる必要があるわけではなく、通常の1歳児と就学一年前の2回接種すれば十分であると考えられています。

そのほか髄膜炎菌のワクチン、メナクトラがあります。これは外国(多くの国で定期接種に入っています)に行かれる方やスポーツで高校の寮に入るような方は一応接種を考えていただくのが望ましいと考えます。

3月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

インフルエンザはピークは過ぎたと思われますが相変わらず流行が続いています。今年の特徴はいまのところA型だけですが、最近は2回A型にかかる方もおられます。つまり当初とは違う型のインフルエンザAもでてきたと考えられます。いずれにせよ手洗い、うがいなどに留意してください。治療は年齢や状況に合わせていろいろありますが発熱してから5日間は自宅で安静にしていること、学童より上の年齢では解熱してから2日間、それ以下の年齢では3日間は登園・登校停止というのが原則です。ゾフルーザは巷間いろいろ言われていますが私のところでは大体一日で解熱するほか家庭内での感染も少ない傾向は認められるなど不具合は全くありません。タミフルについてはジェネリックということに抵抗はありますが、最近は6か月以上からの一歳未満の乳児にもタミフルはむしろ使ったほうがよいと考えられるようになっておりご説明してから使用するようにしています。一方、イナビルは効果に疑問があるといわれるようになっており私のところでは今年は使用を見合わせています。

ただ溶連菌はインフルエンザとそう変わらないほどの流行が見られており、いままで溶連菌とインフルエンザの同時感染ということはほとんどなかったのですが、今年は溶連菌で投薬したが解熱しないというケースでインフルエンザを調べたら陽性であったとかまたその逆もぽつぽつ見られています。

今シーズンはまたいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。

それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。近畿地方では今年は昨年よりも飛散量は3~4倍多いことが予測されています。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物、またダニなど重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。

その他この季節はダニなどのアレルゲンの存在のほか気温の変動やpm2.5などの飛来物といった環境などにより、アレルギー症状が出やすい時期です。症状が出ないようにコントロールするのが治療の原則であり、できるだけ問題なく暮らして頂くためのお手伝いをしたいと考えています。

2月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

舞鶴でもインフルエンザが大流行です。今はすべてA型でまれには2回罹患(いわゆる新型と香港型)される方もあります。少なくとも今が感染の一つ目のピークであろうと思います。今後B型の流行の可能性もあり、つまり大流行はまだまだ続く可能性が高いと思われます。

RSウイルスも一定程度見られていますし、アデノウイルスも若干ながらあるというこれもまた「仁義なき」流行というべきかもしれません。そのほか溶連菌感染症もここのところ小流行が続いていますし、冬に多いいわゆる胃腸風邪も無視できない数みられています。

このようにいろんな感染症があるうえにそろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。シラカバはそろそろ、スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科・ハンノキは5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の原因となります。

また今年の冬は特に空気の乾燥が強く、インフルエンザの流行も乾燥という要素が加わってと考えられるようですが、皮膚の乾燥も今年は目立ちます。冬の間の乾燥で秋生まれの赤ちゃんは春生まれの赤ちゃんよりアトピーになりやすいといわれます。つまりこの期間の乾燥肌をどううまく乗り切るかが大きな分かれ目になります。お風呂上がりの保湿など特に留意してください。

1月のお知らせ

先月のお知らせのとおり、1月は3日(木)までお休みをいただいて4日(金)から通常通り診療を行います。1月の市の検診は16日(水)です。午前と夕方は通常通りです。

今年の年賀状の言葉は中国最古の詩文集「文選」の贈答詩から何劭が友人の張華に贈った詩からとってみました。この部分の大意は「清らかな泉の湧くのを見下ろしめでたい木が枝を伸ばし花を咲かせているのを見上げる」ということですが、全体としては身の丈に合った余生をゆっくりと味わおうというともに戦った親友に対する穏やかな友愛の情をこめた語りかけになっています。私もそろそろそのような境地に入ることができたらと願っていますが、さてどうでしょうか。

実は今日は12月22日です。まだメリークリスマスというべきかもしれませんが、来年の一月のお知らせは今のうちに入れておかないと遅くなりますので、今パソコンをたたいているわけです。

舞鶴ではまだインフルエンザはそれほど流行していませんが、多分年明けにはそれなりの流行がみられるものと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というものはないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。インフルエンザの治療薬は重症化した時に使うものではなく重症化を防止するのが基本なのです。今年はゾフルーザという一回飲んだだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑制できる薬が上梓されました。いろんな意味でこれが今後のインフルエンザ治療の中心となる薬剤であると思われます。

冬になると胃腸風邪がはやります。12月に入って多くの保育園・幼稚園で胃腸風邪が流行しています。今のところは普通のウイルス性の胃腸風邪ですが、この時期最も問題になるのはロタウイルスとノロウイルスです。これらのウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全部が全部点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、やはり重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。

空気が乾燥しています。春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。また最近は食物アレルギーも皮膚からの感作が重要であることがわかってきており、食物アレルギー予防の意味でも皮膚をきれいにしておくのは大切であるといわれています。




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