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京都府舞鶴市小児科・アレルギー科・血液科

お知らせ

6月のお知らせ

5日(水)午後は市の4か月検診、12日(水)19日(水)午後は保育園の検診のため休診です。よろしくお願いします。

今回は大切なお知らせがあります。実はすでに始まっているのですが今後土曜日の外来を京大小児科から応援を受けることとしました。京大医学部人間健康科学科教授の足立壮一先生と前の国立京都医療センター小児科科長秋山祐一先生を中心に若い先生方にも交代できていただくことになります。お二人とも私と専門を同じくしていますし気心の知れた間柄です。もちろん経験豊かで優秀な小児科医ですのでわたくし同様親しくお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。

結局インフルエンザはA型だけで終息したようです。例年と異なりB型の患者さんは数人にとどまりました。私のところではゾフルーザをかなり使いましたが前評判通りきわめて有効でした。危惧されたかえって熱が続くとか、抗体があるウイルスが蔓延するというようなことは全くなくゾフルーザを使った98%が投与一日で解熱元気になりました。

暑い日の次は何となく肌寒い日があったりして本当に天候の不順な日が続きます。毎年言っているような気もしますが、今年はまた特別その傾向が強いように思います。咳が長引いたり鼻の具合が悪い子供さんが外来でも多くみられます。もともと花粉であるとか黄砂であるとか呼吸器に問題が起きやすい季節であることに加えて、天候が不順なことはやはり子供たちの呼吸器のトラブルの原因となります。無理をせず健康に留意して一日を過ごしてください。

すでに熱中症が出始めています。暑い日は熱中症に気を配り肌寒いときは一枚服を重ね着するなどこまめな注意が望まれます。外出やスポーツの際には水分の補給を心がけてください。

一方、そろそろ食中毒が発生しやすい時期となりました。清潔、手洗い、冷蔵庫を信用しすぎず早めに食べる、十分な加熱といったことに留意してください。

また保育所、小学校では胃腸風邪が増えてきています。予防接種を受ける方が増えたこともあるのでしょう、ロタの流行は最近は私のクリニックの周囲では見られなくなりました。ただロタにしてもノロにしても或る意味胃腸風邪の一種で重症になりやすいということだけなので、ふつうの胃腸風邪でも同様の注意が基本的には必要です。下痢おう吐に加えて、食欲がなくぐったりしているようなときには点滴が必要なこともありますので早めの受診をお勧めします。

溶連菌感染症が流行しています。熱に加えて強いのどの痛みや声がかすれるようなことがあればその可能性があります。家族性の感染がしばしばみられるのでそれも要注意です。

また手足口病などのいわゆる夏風邪も少しずつみられるようになってきました。昨年同様今はエコーウイルスが中心のようで、重症型は見られていませんが今後どうなるかはわかりません。注視していく必要があります。
 

5月のお知らせ

4月は手違いでお知らせが掲載されなかったようで失礼しました。
連休は4月27日(土)と30日(火)は通常通り診療します。ただし30日(火)午後は予防接種の時間です。
5月1日(水)~6日(月)はお休みをいただきます。

また5月10日(金)、11日(土)は私の私用でお休みをいただきます。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

5月15日(水)は市の4か月検診で午後休診です。
午前と夕方は通常通りです。よろしくお願いします。

今年は特に花粉の飛散量が例年以上に多いようです。患者さんの数も多いですし、またその程度も激烈のようです。また花粉は鼻だけではなく、皮膚症状や夜間の激しい咳とも関係があります。今はいろんな薬もありますし、ぐすぐす言いながら我慢する必要はありません。まだまだ気を許すような状況ではありません。アレルゲンをコントロールしていつもの生活を保つことができるよう心掛けてください。ヒノキはまだまだあるようですし、スギに比べてヒノキは花粉のサイズが小さいため肺の奥まで到達しやすいといわれます。

いったん消えていたインフルエンザがまた発生しています。今度はA型もB型も見られています。たぶんそれほど流行することはないだろうと思いますが連休でいろいろのところにお出かけの機会も多いと思います。注意してお過ごしください。そのほか溶連菌感染は相変わらず流行しています。4月に入ってそろそろ疲れが出る時期というのも関連しているのかもしれません。一度ゆっくり時間を過ごすのもよいでしょう。

成人男性の間で風疹の流行があり、また麻疹の流行も取りざたされています。近くに誰か罹患した人がいるわけでもないのでリアルな問題として考えにくいと思いますが、子供さんのためでもありますのでできるだけ接種するようにしてください。また流行している地域に行かれる方は一歳未満でも接種を受け付けています。ただ一歳未満の方は日本では抗体を獲得しにくいというといわれておりそのため一回目としてカウントしないことになっており一歳になったら改めて一回目の接種をすることが推奨されています。ただ慌ててやる必要があるわけではなく、通常の1歳児と就学一年前の2回接種すれば十分であると考えられています。

そのほか髄膜炎菌のワクチン、メナクトラがあります。これは外国(多くの国で定期接種に入っています)に行かれる方やスポーツで高校の寮に入るような方は一応接種を考えていただくのが望ましいと考えます。

3月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

インフルエンザはピークは過ぎたと思われますが相変わらず流行が続いています。今年の特徴はいまのところA型だけですが、最近は2回A型にかかる方もおられます。つまり当初とは違う型のインフルエンザAもでてきたと考えられます。いずれにせよ手洗い、うがいなどに留意してください。治療は年齢や状況に合わせていろいろありますが発熱してから5日間は自宅で安静にしていること、学童より上の年齢では解熱してから2日間、それ以下の年齢では3日間は登園・登校停止というのが原則です。ゾフルーザは巷間いろいろ言われていますが私のところでは大体一日で解熱するほか家庭内での感染も少ない傾向は認められるなど不具合は全くありません。タミフルについてはジェネリックということに抵抗はありますが、最近は6か月以上からの一歳未満の乳児にもタミフルはむしろ使ったほうがよいと考えられるようになっておりご説明してから使用するようにしています。一方、イナビルは効果に疑問があるといわれるようになっており私のところでは今年は使用を見合わせています。

ただ溶連菌はインフルエンザとそう変わらないほどの流行が見られており、いままで溶連菌とインフルエンザの同時感染ということはほとんどなかったのですが、今年は溶連菌で投薬したが解熱しないというケースでインフルエンザを調べたら陽性であったとかまたその逆もぽつぽつ見られています。

今シーズンはまたいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。

それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。近畿地方では今年は昨年よりも飛散量は3~4倍多いことが予測されています。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物、またダニなど重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。

その他この季節はダニなどのアレルゲンの存在のほか気温の変動やpm2.5などの飛来物といった環境などにより、アレルギー症状が出やすい時期です。症状が出ないようにコントロールするのが治療の原則であり、できるだけ問題なく暮らして頂くためのお手伝いをしたいと考えています。

2月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

舞鶴でもインフルエンザが大流行です。今はすべてA型でまれには2回罹患(いわゆる新型と香港型)される方もあります。少なくとも今が感染の一つ目のピークであろうと思います。今後B型の流行の可能性もあり、つまり大流行はまだまだ続く可能性が高いと思われます。

RSウイルスも一定程度見られていますし、アデノウイルスも若干ながらあるというこれもまた「仁義なき」流行というべきかもしれません。そのほか溶連菌感染症もここのところ小流行が続いていますし、冬に多いいわゆる胃腸風邪も無視できない数みられています。

このようにいろんな感染症があるうえにそろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。シラカバはそろそろ、スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科・ハンノキは5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の原因となります。

また今年の冬は特に空気の乾燥が強く、インフルエンザの流行も乾燥という要素が加わってと考えられるようですが、皮膚の乾燥も今年は目立ちます。冬の間の乾燥で秋生まれの赤ちゃんは春生まれの赤ちゃんよりアトピーになりやすいといわれます。つまりこの期間の乾燥肌をどううまく乗り切るかが大きな分かれ目になります。お風呂上がりの保湿など特に留意してください。

1月のお知らせ

先月のお知らせのとおり、1月は3日(木)までお休みをいただいて4日(金)から通常通り診療を行います。1月の市の検診は16日(水)です。午前と夕方は通常通りです。

今年の年賀状の言葉は中国最古の詩文集「文選」の贈答詩から何劭が友人の張華に贈った詩からとってみました。この部分の大意は「清らかな泉の湧くのを見下ろしめでたい木が枝を伸ばし花を咲かせているのを見上げる」ということですが、全体としては身の丈に合った余生をゆっくりと味わおうというともに戦った親友に対する穏やかな友愛の情をこめた語りかけになっています。私もそろそろそのような境地に入ることができたらと願っていますが、さてどうでしょうか。

実は今日は12月22日です。まだメリークリスマスというべきかもしれませんが、来年の一月のお知らせは今のうちに入れておかないと遅くなりますので、今パソコンをたたいているわけです。

舞鶴ではまだインフルエンザはそれほど流行していませんが、多分年明けにはそれなりの流行がみられるものと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というものはないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。インフルエンザの治療薬は重症化した時に使うものではなく重症化を防止するのが基本なのです。今年はゾフルーザという一回飲んだだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑制できる薬が上梓されました。いろんな意味でこれが今後のインフルエンザ治療の中心となる薬剤であると思われます。

冬になると胃腸風邪がはやります。12月に入って多くの保育園・幼稚園で胃腸風邪が流行しています。今のところは普通のウイルス性の胃腸風邪ですが、この時期最も問題になるのはロタウイルスとノロウイルスです。これらのウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全部が全部点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、やはり重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。

空気が乾燥しています。春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。また最近は食物アレルギーも皮膚からの感作が重要であることがわかってきており、食物アレルギー予防の意味でも皮膚をきれいにしておくのは大切であるといわれています。

12月のお知らせ

年末年始の休み12月28日(金)午後から1月3日(木)までです。
12月19日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は通常通りです。

急に寒くなってきましたし、空気が乾燥しています。昼と夜の気温がこれだけ差があるとどうしても気道が敏感になって喘息発作や鼻炎症状がもちろん軽いのも重いのもありますが、多くみられます。また春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。
現在流行しているのは溶連菌感染症のほかRSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど多様です。マイコプラスマも一定程度見られています。それ以外にもいろいろ多様な症状の感染症が見られており、特に目立って何が流行っているということはないのですが要注意の状態です。

舞鶴ではまだインフルエンザは見られていないようですが、急速に寒くなってきたので早晩いろんなところで火の手が上がることは想像に難くありません。インフルエンザ罹患中の異常行動が報道などで注意喚起されていますが、それが薬によるものか病気自体によるものかについては結論は出ていません。注意は必要ですが、かかったらきちんと治療されることがよいでしょう。忘れてはいけないのは経口インフエンザ薬は重症化を抑えることが主眼であって重症となった場合の治療薬ではないということです。つまり早めに治療を開始することが大切なのです。

インフルエンザの予防接種はもう済まれましたか。インフルエンザの対策はまずはとにかくワクチンの接種、そして手洗いです。マスクやうがいもだめとは言いませんがその効果が限定的であることはいろんな疫学的な研究で確認されています。今年はワクチンの不足は今のところ大丈夫のようですが、できるだけ今年中に接種を済ませておいてください。また今年はインフルエンザの治療薬で大きな変化がありました。一回飲むだけで十分な治療効果があるというゾフルーザが発売され、これは子供にも大人にも有効であり熱のある期間も短縮できる可能性が高いというある意味いうことなしの薬です。今後はこれを中心に使っていくことになろうかと考えています。インフルエンザについての詳細はcontentsやお知らせの中に別項目として述べてありますので是非目を通してみてください。特にcontentsの部分はほぼ全面改訂してあります。

11月のお知らせ

11月7日(水)は保育所の検診のため午後休診とさせて頂きます。
午前と夕方は通常通りです。よろしくお願いします。

10月29日(月)からインフルエンザの予防接種を開始しています。一昨年までは厚労省のガイドラインにしたがって13歳未満の子供さんに対して2回接種をおこなっていたのですが、昨年ワクチンの不足が危惧されていたのをきっかけにWHOのガイドライン(世界のスタンダード)である「9歳以上は一回接種」とさせていただきました。少なくともその結果インフルエンザにかかる子供さんが増加したというようなことはなかったので今年もそれでいきたいと考えています。この方法は厚労省からのパンフレットにもその旨記載されるようになっています。ただ受験であるとか心疾患・ぜんそくなど諸事情のある方にはご相談に応じますので遠慮なくご相談ください。詳細はホームページ上のインフルエンザ予防接種のコラムをご覧ください。

今年はつい最近までRSウイルスが乳幼児のみならず保育所などでも大流行でした。今はようやく下火になりつつあるところですが、その他にもマイコプラスマ肺炎が結構見られております。咳がいつもの風邪とは違う、ぜいぜい言って寝られない、熱が続くという場合にはこれらの疾患の可能性も高いので、早めにご来院ください。 それからアデノウイルスの流行が止まりません。これは流行性角結膜炎(いわゆる流行り目)の症状が強いタイプのウイルスが流行しているのが大きな原因です。このタイプのアデノウイルスはインフルエンザなど比較にならないくらい感染力が強く、通常の接触やタオルの共有スプーンなどの共有といったことで容易に感染します。症状が出現する前から感染力はありますがとにかく症状が消えて1~2日経ってから登園・登校するようにしてください。また影は薄いですが溶連菌や胃腸風邪も例年と同じくらいしぶとくみられるようです。なおインフルエンザは京都市内ではたまに見られるようですが、北部では流行というところまではまだないようです。 また今年は夏が特に熱く長引いたのち急に肌寒くなるという異常気候のせいか喘息や鼻炎症状の強く出る子供さんが多くみられます。今の時期にしっかりと対策を立てておくことが冬の間を健康に過ごすための第一歩です。
その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。プロアクティブ・スキンケアの指導もさせて頂きます。

10月のお知らせ

私がクリニックを開設して10年以上たち少しずつ手直しをしないといけないところが出てきました。まずは屋上と屋根について補修をする予定ですので数日間足場が組まれることになります。クリニックは通常通りです。これを機会にさらに気を引き締めてみなさんのために仕事に励みたいと思いますのでよろしくお願いします。
今月は市の4か月検診はありません。

10月17日(水)は保育所の検診、25日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。
午前と夕方は通常通りです。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。


9月19日(月)からインフルエンザワクチンの予約を開始しています。実際の接種開始は10月29日(月)からとしています。接種の方針としては特に昨年と変わった部分はありませんが、詳細は別のコラムをご参照ください。また今年は昨年のようにワクチン量が不足することはないといわれていますが、確実に接種するためには早いうちに予約していただくのが望ましいと思われます。なお、東京などではすでにインフルエンザが流行しているところもあるようですが、京都府北部や福井県ではまだその兆候はありませんので急いでということは必要はありませんが今後の動向は注意してみていきたいと思っています。

アデノウイルスと流行性角結膜炎については、今年の夏は今までにない流行でした。アデノウイルスもいくつもの種類がありますが、そのうちのD群が蔓延したものと考えられます。まだまだ終結というtころにはいかないので、今後インフルエンザ、RSと三つ巴で流行するのではないかということが恐れられます。

今年はRSウイルスが例年より2か月程度早くから大流行しています。テレビの報道もあってだいぶん皆さんにも知られるようになりましたが、乳幼児(特に一歳以下)では急速に呼吸困難をきたすことがあるため大変危険なウイルスとして小児科医の間では蛇蝎のごとく嫌われているウイルスです。急に高熱が出て、ぜいぜい言い出し夜寝られなくて苦しそうなどといった症状があればぜひ早めに受診してください。

今年の気候は例年に増して不順で、喘息の子供さんやそうでなくても気管の弱い子供さんの咳・鼻の症状が悪化したり長引く傾向にあります。運動会・文化祭など2学期はいろいろの行事がありますので、体調を崩さないよう早めにご相談ください。

2018~2019年のインフルエンザワクチン接種について

今年は昨年と同様4種(A型2種、B型2種)が入っています。

2018~9年のインフルエンザワクチン
A型株;シンガポールのH1N1,H3N2
B型株;プーケットとメリーランド

料金はこれも昨年と同様


2回接種の場合:前払いで5,500円(税込み)
1回接種の場合:3,000円(税込み)

とさせて頂きます。

9月18日から予約は開始させていただいています。実際に接種を開始するのは10月29日と致します。

今年はワクチンが不足するということは今のところないようです。
また3歳以上は一回接種でよいという意見が一部にあることはもちろん承知していますが、これに対して厚労省の見解というものは今のところなんら出ていません。ただWHOの統一見解というものはあってそこでは「9歳以上の小児及び健康成人に対しては一回注射が適切である」としておりそれは厚労省からの通達にWHOの見解として同じ言葉で述べられています。ただ問題はそれについても厚労省は何も評価・もしくは見解を述べていないのですが。むちキッズクリニックではワクチンの不足が大々的に宣伝されていた昨年WHOの勧告に従って9歳以上は一回接種としましたがそれで問題がありませんでしたので、昨年と同様9歳以上の子供さんについては一回接種でもよいと考えています。ただ絶対にそうするかというとやはり受験を控えた方や喘息などの慢性呼吸器疾患、心奇形などの先天異常の子供さんなどには2回接種をお勧めしたいと考えています。
また妊娠後期のインフルエンザワクチンの接種は生後早期のインフルエンザ罹患に対する予防効果があるという報告が昨年の権威ある小児科の雑誌にあります。妊娠後期であるということ自体が免疫の低下や呼吸面積の減少という点でインフルエンザ重症化のリスクファクターであるとされていますので該当するかたにはワクチンを接種されることを勧めます。

チメロサールを含まないインフルエンザワクチンは今年は若干量生産されるみたいですが、詳細は全く不明です。ただ小児科学会としては特にチメロサールを含まないワクチンを選択して接種する意味は別段認められないというのが公式の見解です。以前は自閉症などの発達障害との関連を心配する声もありましたが統計学的には関係がないということで結論付けられています。また鼻からの噴霧での(つまり注射ではない)ワクチンの輸入ですが、昨年からその効果が認められないということが判明し推奨を外されることとなりましたが、それにもかかわらずまだ流通しているようですのでこれは受けないようにしてください。  


 

インフルエンザワクチン接種対象者

1) インフルエンザ感染により重大な合併症を起こす可能性のあるハイリスクグループ
● 6か月から23か月までの乳幼児
● 65歳以上の方養護ホーム、長期療養施設入所者
● インフルエンザシーズンに妊娠している女性
● 肺・心血管系の慢性疾患を有する成人・小児、気管支ぜんそくの小児
● 糖尿病を含む慢性代謝性疾患、腎不全、免疫抑制状態にある方
● 長期アスピリン治療を受けている生後6か月から18歳の方
2) ハイリスクグループにインフルエンザをうつす可能性のあるグループ
● 病院関係者
● 養護ホーム、長期療養施設勤務者、乳児を預かる施設勤務者
● 訪問看護等でハイリスクグループの方にケアサーヴィスをする方小児を含むハイリスクグループの家族
3) その他
● 乳児:どの月齢からでも可能ですが諸般の事情から当クリニックでは生後6か月からとさせて頂いています
● 妊婦:妊娠中どの時期でも接種は可能です。特に予定日が流行期に含まれる妊婦の方は接種が望ましいと考えられます。ただ流産のリスクのある妊娠3か月未満では接種を勧めないという考え方もありますので、産科の先生にまずはご相談ください。
● 寮などで団体生活をしている方

 



 

インフルエンザ予防接種でよくある質問

1) 咳や鼻が出ていますし、37.3度の微熱がありますが・・・
症状が軽い場合は特に問題ありません。37.5度以下なら可能です。ちなみにアメリカでは熱があっても接種することもあります。
2) 風邪が治って2週間ですが・・・
可能です。日本では麻疹は治癒後4週間、水痘・風疹は2週間後から、そのほかは1週間後から可能とされています。これについては医学的な根拠があるかといわれると問題がないとも言えませんが、万が一の副反応に対する補償のことを考えると守っておくほうがよいでしょう。なお、アメリカではこのような規則はありません。
3) 水痘の子と接触して潜伏期間中のようですが接種できますか
潜伏期間かどうかはその時点ではわかりませんし、不活化ワクチンについては何ら問題はありません。生ワクチンの場合は感染可能のウイルスとバッティングすることで免疫ができにくい場合もあるかもしれませんので状況によっては延期することもあります。
4) 熱性けいれんを起こしてから一か月ですが可能でしょうか
通常けいれん後2~3か月後から接種は可能です。単純性の熱性けいれんであれば小児科の専門医が可能と考えれば2週間から接種可能というのが小児科医のコンセンサスです。インフルエンザはけいれんや脳炎・脳症になることがある病気です。そのほうがずっとリスクは高いと考えられます。
5) 抗生剤を耳鼻科からもらっていますが接種できますか
病気の状態が活動性(発熱、痛みが強い、きこえにくいなど)でなければ問題ありません。インフルエンザは季節性のものですので接種時期を失しては何にもなりません。
6) 卵アレルギーといわれていますが
一部の強い反応の既往がある方を除いて、通常麻疹・風疹ワクチンが普通にできておれば問題ありません。心配な方には最初に少量注射して大丈夫なことを確かめて、その後残量を注射するという方法もあります。


 

インフルエンザにおける異常行動について

インフルエンザの経過中に異常行動を起こす子供さんのことがよく報道されています。 個の異常行動、実はインフルエンザの治療薬タミフルの副反応ではないかという考えがあります。しかしはっきりした原因は現在のところ不明です。異常行動を防止するという意味でもちゃんと予防接種を受けるようにしてください。

9月のお知らせ

9月12日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は通常通りです。

昨年は手足口病の大流行がありましたが、今年の夏はアデノウイルスがそれに匹敵するほどではないにしてもかなりの流行が見られています。アデノウイルスには多くのグループがありますが、特に今年は目の症状が強いタイプ=D群の方が多くみられています。いわゆる「流行り目」です。これは症状がひどくなると目が開かないほどの目やにが見られ、なおっても視力が低下するということさえまれには見られます。普通の目薬では対処できない場合もありますので、早めにご相談ください。
また溶連菌も流行しており特に家族内でお互いに移しあう傾向があります。

また今年は猛暑・酷暑という表現が毎日のようにテレビで飛び交っておりこのように熱中症が多くみられた夏は初めてです。もう十分夏バテということになっておられるかもしれませんが、まだまだ暑い日が続くようです。9月半ばになればかなり過ごしやすくなるということですが、あんまり頑張り過ぎないように、また水分の補給を忘れないように努めてください。熱中症のコラムを参考にお過ごしください。

暑さで免疫が落ちているという話もありますが、例年になくRSウイルス感染症が増えてきました。乳幼児で最も注意すべき感染症の一つです。熱が高くなって一晩中ぜいぜいする、食事が取れにくいなどのいつもと違う症状が見られれば早めに受診されることを勧めます。

一方喘息・鼻炎といったアレルギー症状が異常気象のせいもあって、今年はお盆の前あたりからみられるようになり最近ではかなり多くなってきています。
例年これからの時期に体調の変化を感じられる方は早めの対応が必要と思います。

食中毒も今までは流行といったことはありませんでしたが、実際にはこれから流行の可能性が高くなります。

さて、今年もそろそろインフルエンザの予防接種のことを考える時期になりました。
予約は9月18日(火)から、実際の接種開始は10月29日(月)からとさせて頂きます。
インフルエンザワクチンの接種は毎年受けて頂くのが原則です。毎年受けていただくことでいろんなタイプのウイルスに抵抗力がつくと考えられますので、よろしくお願いします。
いまのところ、ワクチンが足らないというような話はありませんのでようやく欠品の心配なく今年は行けるのではないかと思っています。

今年もチメロサールを含むものに限定して製造されるかどうかは今のところ不明ですが、いずれにせよチメロサールを含むワクチンが自閉症や胎児への悪影響があるということは統計学的には否定されています。
あまり神経質にならないで受けて頂くのがよいと考えています。


8月のお知らせ

8月8日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は通常通りです。
お盆休みは8月11日(土)~15日(水)までとさせて頂きます。ただ16日は木曜日ですので11日から16日までの休みとさせていただき、8月17日(金)より通常通りです。休診日が多くなってしまいますがなにとぞご容赦ください。

今年は今までにないレベルの暑さで、熱中症と考えられる症状の方が多く受診されます。新しく熱中症についてのコラムをアップしましたので参考にしてください。
熱中症には予防が大切です。まめに水分摂取をすることを心がけてください。子供はいくらいっても遊びに夢中で水分にまで気が回りません。大人が時間を見て声掛けをすることが大切です。水分といっても白湯ではだめで、塩分を多めに含んだものを飲むようにしてください。これはどうかなと思ったら早めに受診していただくのがよいでしょう。
昨年と違って手足口病はそれほどではありませんが、ふつうは冬から春の病気であるRSウイルス感染症やhMPV感染症がちらほら見られますし、溶連菌感染症もだらだらと続いています。そのほかいわゆる夏風邪とヘルパンギーナ、アデノウイルス感染症が結構見られています。胃腸風邪もO-157などではないにしても、しばしば点滴が必要な子供さんがみられます。
いずれにしても健康に留意して無茶な行動はできるだけ控えて体力を温存するようにしてください。


7月のお知らせ

7月は市の検診などによる午後の休診はありません。
今年は例年にも増して不順な天候が続きます。
こういう時期は体調を崩しやすく、また風邪を引くと咳や鼻が長引くことがしばしばです。
熱中症にはいくら注意しても注意しすぎることはありません。まだのどの渇きを感じる前から水分補給に留意してください。飲むのはOS-1が以前から推奨されていますが、最近ではもっと簡単な方法としてリンゴの100%ジュースを倍に薄めたものが大変効果があることが報告されています。
夏は食中毒が増える季節です。ことしはまだ流行は見られませんが、つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意する、やっつける―十分な加熱が基本です。体力が落ちる夏、特に気を付けてください。
一時ロタウイルスが流行したりしたのですが、今はいわゆる胃腸風邪(夏風邪)が保育所・幼稚園で流行しています。急に暑くなってきたこともあり点滴をすることも増えてきた感じです。そのほか現在はアデノウイルス感染症と溶連菌感染症が多くみられます。食器やタオルの共有は感染のきっかけとなります。気を付けてください。
なお、お盆休みは山の日などが重なって8月11日から15日それに加えて16日が木曜なので結構長く休ませていただくことになります。なにとぞご寛恕いただきたく存じます。
この季節になると毎年傘の忘れ物に悩まされます。どうしても一定の期間を過ぎると処分させて頂くことになりますのでお気を付けください。

6月のお知らせ

13日(水)午後は市の4か月検診、20日(水)午後は保育園の検診のため休診です。よろしくお願いします。
麻疹の流行が沖縄に始まって名古屋や千葉などほかの地域にも飛び火しています。日本では麻疹は主たる感染症としてはすでに収束しているのですが、今回ももともとの感染源が台湾からの観光客であったように外国から入ってくる輸入感染症としては無視できないものでもあります。ただ今の時点で舞鶴では流行の兆しがあるわけではなく、何か特別の事情があるのでなければ慌てて接種する必要はありません。一歳の時に一回小学校入学前に一回という通常の接種で充分であると考えます。ただ6歳未満でまだ一回も接種されていない方は自己負担にはなりますがぜひ受けられたほうがよいと考えます。それから28歳から40歳未満の方については公費でも一回だけの接種でしたので、タイなど東南アジアに旅行される方などは受けられることをお勧めします。詳細は別のタグに述べてありますのでそれを参照してください。
暑い日の次は何となく肌寒い日があったりして本当に天候の不順な日が続きます。毎年言っているような気もしますが、今年はまた特別その傾向が強いように思います。咳が長引いたり鼻の具合が悪い子供さんが外来でも多くみられます。もともと花粉であるとか黄砂であるとか呼吸器に問題が起きやすい季節であることに加えて、天候が不順なことはやはり子供たちの呼吸器のトラブルの原因となります。無理をせず健康に留意して一日を過ごしてください。
また暑い日は熱中症に気を配り肌寒いときは一枚服を重ね着するなどこまめな注意が望まれます。外出やスポーツの際には水分の補給を心がけてください。
一方、そろそろ食中毒が発生しやすい時期となりました。清潔、手洗い、冷蔵庫を信用しすぎず早めに食べる、十分な加熱といったことに留意してください。
また舞鶴では一時ロタウイルス感染症が幼稚園、小学校でかなり蔓延していましたが、それ以外の胃腸風邪が増えてきています。ロタにしてもノロにしても或る意味胃腸風邪の一種で、重症になりやすいということだけなので、同様の注意が基本的には必要です。下痢おう吐に加えて、食欲がなくぐったりしているようなときには点滴が必要なこともありますので早めの受診をお勧めします。
最近は溶連菌感染症が流行しています。熱に加えて強いのどの痛みや声がかすれるようなことがあればその可能性があります。家族性の感染がしばしばみられるのでそれも要注意です。
また手足口病などのいわゆる夏風邪も少しずつみられるようになってきました。昨年同様今はエコーウイルスが中心のようです。


5月のお知らせ

連休は5月3日(木)~6日(日)すなわちカレンダー通りとさせて頂きます。
5月1日(火)~2日(水)は通常通りとさせていただきます。
また5月は例年通り23日(水)の午後が保育所の検診の予定が入っています。午前と夕方は通常通りです。
そのほか9日(水)は市の4か月検診のためやはり午後休診です。よろしくお願いします。
インフルエンザはこの一週間は全く見られていません。その代わり保育所や幼稚園ではロタウイルス腸炎が蔓延しています。熱が出て早期からぐったりするようならその可能性もあります。4月に入ってそろそろ疲れが出る時期というのも関連しているのかもしれません。連休も近いので一度ゆっくり時間を過ごすのもよいでしょう。
花粉症などのアレルギー疾患もまだまだ気を許すような状況ではありません。アレルゲンをコントロールしていつもの生活を保つことができるよう心掛けてください。ヒノキはまだまだあるようですし、スギに比べてヒノキは花粉のサイズが小さいため肺の奥まで到達しやすいといわれます。
沖縄では30代を中心に成人の間で麻疹が流行していますし、愛知県でもその兆候があるようです。今のところ京都府ではそのような傾向はないようですし、慌てて何かしなければいけないということはありませんが、ワクチン接種はきちんと受けるようにしてください。
成人の麻疹ワクチンの接種が増えると子供のワクチンが不足するという可能性が懸念されているようですが、まずそんなことはありません。当クリニックでは今のところ問題なく供給されていますのでご安心ください。

4月のお知らせ

4月10日(火)夕診から12日(木)は京都出張のため休診です。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
4月25日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りですのでよろしくお願いします。
ゴールデンウィークはカレンダー通りで29~30日と3~6日とさせていただきます。
今月から来月にかけては何かと休みが多くなりますが、なにとぞご容赦お願いいたします。また4月は入学・卒業など子供さんにとってはいろいろの環境変化があり、予測しなかったストレスに出会うこともあります。いつもより子供さんの状況や子供さんの変化に留意して注意深く見守ってください。あたらしい環境にすんなり入ることができるかどうか、それとも躓いてしまうかは今後の社会生活を送るスキルを獲得するうえでとても重要なキーポイントなのです。
一時猛威を振るったインフルエンザは次第に収束しつつある状況といえますが、まだ新患の方も一日に何人かはありますのでご注意ください。それに代わって胃腸風邪(一部はノロやロタでしょう)が増えてきていますし、溶連菌も相変わらずそれなりにみられています。
今年は2月3月を通して極めて不順な天候が続いていますが、気温の変化(昼と夜の気温差が7~10度以上)だけでもアレルギー症状が出たり引っ込んだりを繰り返します。スギ花粉の飛散も今年は多いといわれていますし、pm2.5や黄砂も飛び始めているようです。花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎などのアレルギーをお持ちの方はやはり薬(飲み薬、吸入、点眼、噴霧など)を上手に使って症状を未然に抑え込むことをお勧めします。またこの機会にいつからいつまで抗アレルギー剤が必要かということを血液検査で確かめておくのもよいかと思います。またアトピー性皮膚炎や乾燥肌が花粉で悪化する傾向はどうしてもありますので、毎日のスキンケアを忘れないでください。外出から帰ったら服をはたいてから家に入る、顔を洗う、シャワーをする、化繊のアウターはできれば着ないようにするなどもいいかもしれません。布団を干すのもできたら室内が望ましいといえます。花粉症用のゴーグルのような眼鏡もあります。これらのことは一つだけでは何の効果もないようですがいろいろやっていくとある時点から目に見えて効果があるようになってくるものです。できることから試してみてください。

3月のお知らせ

7日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。
インフルエンザはピークは過ぎたと思われますが相変わらず流行が続いています。今年の特徴はA型とB型が同時に流行していることです。すなわち2回、Aにも罹りBにもかかるという方が少なからずおられます。しかも最近は2回A型にかかる方もおられます。つまり当初とは違う型のインフルエンザAもでてきたと考えられます。いずれにせよ手洗い、うがいなどに留意してください。治療は年齢や状況に合わせていろいろありますが発熱してから5日間は自宅で安静にしていること、学童より上の年齢では解熱してから2日間、それ以下の年齢では3日間は登園・登校停止というのが原則です。治療は年少児はタミフル、学童以上はリレンザを使っています。最近は6か月以上からの一歳未満の乳児にもタミフルはむしろ使ったほうがよいと考えられるようになっておりご説明してから使用するようにしています。一方、イナビルは効果に疑問があるといわれるようになっており私のところでは今年は使用を見合わせています。
またいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。
それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。近畿地方では今年は昨年よりも飛散量は3~4倍多いことが予測されています。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物など重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。
その他この季節はダニなどのアレルゲンの存在のほか気温の変動やpm2.5などの飛来物といった環境などにより、アレルギー症状が出やすい時期です。症状が出ないようにコントロールするのが治療の原則であり、できるだけ問題なく暮らして頂くためのお手伝いをしたいと考えています。

2月のお知らせ

14日は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。
舞鶴でもインフルエンザが大流行です。今年はどこの保育所・幼稚園・学校でもA型、B型が混在して流行するという「仁義なき」サラダボール的な状況がみられています。むしろ今はB型のほうが多いようにさえ思います。これをどう考えるかですが、もしかすると大流行の時期は短いのかもしれないと考えていましたが今週になってA型に二回感染する子供さんがみられるようになりました。つまり複数のA型のウイルスがあるということになりますので、こうなると先が見えなくなった状態といえます。つまり大流行はまだまだ続く可能性が高いと思われます。
RSウイルスも一定程度見られていますし、アデノウイルスも若干ながらあるというこれもまた「仁義なき」流行というべきかもしれません。そのほか溶連菌感染症もここのところ小流行が続いていますし、冬に多いいわゆる胃腸風邪も無視できない数みられています。
このようにいろんな感染症があるうえにそろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科は5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の原因となります。
最近猫や犬に引っかかれたりかまれたりして老人の方がお亡くなりになるという事例がいくつか報道されていますが、原因はジフテリアである(獣医さんからの情報)ということですので、子どもさんたちはちゃんと予防接種されておれば安心していただいてよいものと思います。

1月のお知らせ

今日は実は12月23日です。むしろメリークリスマスというべきかもしれませんが、何はともあれあけましておめでとうございますと言っておきましょう。
旧年中は大変お世話になりました。本年もなにとぞよろしくお願い致します。
今年の年賀状の言葉は江戸時代後期,化政天保の文化爛熟期、頼山陽の友人でもあった斎藤拙堂の紀行文「月瀬記勝」からとることにしました。月瀬というのはもちろん京都の南の月ヶ瀬で、ここが梅の名所として有名になったのは彼のこの文章がきっかけであったとされます。「丹崖碧巌悉化白玉堆」の丹というのは紅梅のことでそれが苔の生えた岩壁の上に生えている。酒宴ののち一泊して翌朝起きてみるとこれがなんと一夜にして悉く雪景色になっているというお正月らしい紅白をちりばめた絢爛たる文章です。正月くらいこんな気分でゆったりと一日を暮らしたいものです。
また清忙成養というのは年をとっても清い心で忙しく働くのは養生になるという意味ですがこれはやはり江戸後期の儒学者佐藤一斎の言志四録のうちの言志耄録のうちの一文です。今年も市井の小児科医として老骨を鞭うって心清しく忙しく立ち働いて皆さんのためになりたいと改めて思います。
1月は4日(木)までお休みをいただいて5日(金)から通常通り診療を行います。1月の市の検診は10日(水)です。午前と夕方は通常通りです。
舞鶴ではまだインフルエンザはそれほど流行していませんが、多分年明けにはそれなりの流行がみられるものと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というものはないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。
冬になると胃腸風邪がはやります。その中でこの時期最も問題になるのはノロウイルスです。ノロウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全部が全部点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、やはり重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。
そのほか溶連菌とアデノウイルスは小流行といったところです。
空気が乾燥しています。春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。また最近は食物アレルギーも皮膚からの感作が重要であることがわかってきており、食物アレルギー予防の意味でも皮膚をきれいにしておくのは大切であるといわれています。

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