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京都府舞鶴市小児科・アレルギー科・血液科

お知らせ

コロナウイルス

まずコロナウイルスCOVID-19で今までの経過で分かっていること、またはそうであろうと考えられていることをかいつまんで述べておきます。日々情報は変わっていますので長い目で見ると間違いもあろうかとは思いますが、3月4日時点での私の見解です。

  1. 1)感染経路は飛沫感染・接触感染
  2. 2)一部の患者では強い感染力を持つ可能性がある
  3. 3)無症状病原体保有者・軽症患者が多数を占め、しかもその人たちからの感染も多い
  4. 4)発熱や呼吸器症状が一週間前後続いたのち急速に悪化することが多い
  5. 5)経過中強いだるさを訴えることが多い
  6. 6)高齢者・基礎疾患保有者は重篤になる可能性が高く、死亡率も年齢が高くなるにしたがって高くなる
  7. 7)子供は感染しても発症はまれである。またWHOは聞き取り調査では子どもからの感染事例報告はないと発表している
  8. 8)肺炎はCTを撮らないとわからないことが多い。むしろPCRよりCTのほうが診断的価値は高いかもしれない
  9. 9)PCR検査は有効な手段だが一回だけでは見逃してしまう場合もかなりの頻度で見られる。つまり軽症の時点であっても繰り返し検査することが望ましい。迅速検査は期待されているほど早く市中に出てくることはない。
  10. 10)薬は今の時点ではどれが有効であるかある程度わかってきているが、ちゃんとした医療施設での知見を積み重ねるしかなく保険適用になるまではかなり時間がかかると思われる。

一言でいうと今回のCOVID-19は同じコロナウイルスに属するSARSやMERSと違って「賢い」ウイルスです。大多数の人は無症状か軽症で人にもうつりませんが、一部の人においてはある条件下(閉鎖空間など)で多数の人に感染を起こしそこでクラスターといわれる小集団を形成することになります。それらの人のうち特に高齢者・基礎疾患保有者(だけではありません)が重症化し場合によって死亡するという結果を招きます。また環境に対応する能力(温度、湿度など)がインフルエンザと比べても高いようです。PCR検査は軽症者場合によっては無症状者も検査するべきとは思いますが、それはただやみくもにやってよいとは言えないのでいわゆるトリアージという考え方を導入しなければいけないと考えます。クルーズ船から下船して京都に戻った人は20人(うち京都市は14人)ということですが、今のところ全員発熱などはないということのようです。また京都では2人が感染者として確定されましたが、その後多数の肺炎などの方に対してPCRを行ったが陽性者は発見されなかったようです。和歌山県では700人を何回も検査して感染を抑え込むことができたということです。これらは積極的疫学調査という方法です。

まず重要なのは予防ということになりますが、一般的に言ってインフルエンザと同様手洗いが最も大切といわれます。またマスクは効果があんまりないともいわれますが、やはりもちろんあった方がよいと思います。うがいはした方がよいとも言いませんが気休めにはなるでしょう。とにかく人込みを避ける、一定の時間同じ場所で近い距離で多数の人と接触することは避けてください。室内で換気のない場所にいると感染の機会は屋外と比べて11倍になるといわれます。そういうところからクラスターといわれる集団を形成することになります。アルコールは効果がありますので、手洗いの後アルコール消毒も時々は併用されるのが望ましいと思います。またよく触れる場所、ドアノブ、手すり、スイッチ、いろんな人が座るいすや机など気が付いたらアルコールなどで拭き掃除をするよう心掛けてください。

最後にこれだけは言っておきます。今は舞鶴ではコロナウイルスの感染者はいるとしても少なく、多くの有症状者はこの季節なので花粉症や喘息なのかもしれないし、インフルエンザや溶連菌、マイコプラスマ肺炎だってまだまだそこそこ見られています。乳幼児ではRSウイルスやヒトメタニューモウイルスだって結構あります。そんな子供さんたちが4日も5日も様子を見ていたら治るものも重症化する可能性が高くなってしまいます。あんまり気にせず受診するようにしていただいて大丈夫(少なくとも現在は)と思います。それとやはりこの間教育の機会を奪われてしまった学童・生徒・学生諸君に対する教育をどう担保するかは極めて大きな問題です。少なくとも多数のゲーム依存の青少年を作らないようにしていただきたいものです。

3月のお知らせ

Hibワクチンについての新しい良いお知らせです。
3月2日の週から今まで通りの供給がされることになりました。

ですから予定通りのワクチンが接種できなかった方からの接種が優先ですが、それ以外の接種を希望される方に対しても特に制限はありませんので、遠慮なくお申し出ください。

我々クリニックとしてもやっと安心してお引き受けできることを大変うれしく思います。

今月から水曜日の午前の診療は私(鞭)が担当します。午後と夕診は秋山先生にお願いしています。また、土曜日は今まで通り足立先生と私とが交互に担当します。しばらくはこの体制で行きますので、よろしくお願いします。
今年は雪も舞鶴は一度降ったきりでそろそろ3月です。今までにない暖冬で、このまま春に突入するのでしょうか。
そんなわけで今シーズンはインフルエンザの流行も例年に比べてだらだらと続いてはいますがかなり少ない罹患者数で推移しています。昨年はゾフルーザが簡単に使えたのもあって少なかったと考えていますが、今年は気候がこの状況に大きく関与しているものと思います。昨年と違ってB型も少しは見られていますが、まあこのような感じで収束していくのだろうと考えています。
ただ溶連菌はインフルエンザとそう変わらないほどの流行が見られており、いままで溶連菌とインフルエンザの同時感染ということはほとんどなかったのですが、今年は溶連菌で投薬したが解熱しないというケースでインフルエンザを調べたら陽性であったとかまたその逆もぽつぽつ見られています。
今シーズンはまたいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。
それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。今年はやはり暖冬の関係もあって例年よりも早期から飛んでいるようです。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物、またダニなど重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。
問題は新型コロナウイルス感染症です。これについてはまた別に情報を発信しますのでもうちょっとお待ちください。ただ私のところでもこれだけテレビや新聞で情報が出ていますので医療従事者にだけ届くような情報がそんなにあるわけではありません。確かに正しく恐れるというのは正しいのですが、では何が正しい恐れ方なのかは実はとてもむつかしい話なのです。治療というとむつかしいので重要なのはやはり予防です。「ちゃんとした」手洗いはその中でも特に大切だと思います。マスクはあんまり効果がないということも言われますが、もちろんないよりあった方がよいと思います。うがいですか。まあ気休めにはなるでしょう。不要不急の外出は控えるようにということですが、不要不急の外出なんて考えてみればそんなにあるわけではありません。ただいつもより気を張って買い物などするようにしてください。

2月のお知らせ

今年は今までにない暖冬で、舞鶴も一度も雪が降らないという異常気象です。その影響かインフルエンザもだらだらと続いていますが大流行という状況ではありません。今シーズンは流行の開始が早かったのですが、一回目のピークは昨年のうちに終わったのかもしれません。ただ昨年と違ってA型に加えてちらほらB型も出てきましたので、このまましばらくは続くものと考えています。その他の感染症ですが、流行しているといえるのはいわゆる胃腸風邪程度です。それもノロやロタがいくつかのこども園・保育園で相当数見られましたが今のところはほぼ終息しており、いまは通常の胃腸風邪がけっこうあるといった状況です。溶連菌やRSウイルスは一定程度見られていますが、流行しているというほどではありません。
むしろここで今最大の懸念は中国からの新型コロナウイルスによる重症肺炎の出現です。
ちょうど春節に合わせて多数の特に中国からの観光客が北近畿にも押し寄せることが予測されており、少なくともインフルエンザと同等以上の警戒が必要と思われます。とはいっても、今のところ手洗いとマスクくらいしか方法がないのも事実ですが。あとは情報の共有と保健所との連絡を緊密にすることでしょうか。
そろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。暖冬の影響はここでもあると考えられ今年は早くから大量に花粉が飛ぶと予測されています。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。シラカバはそろそろ、スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科・ハンノキは5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の要因となります。
また今年の冬は特に空気の乾燥が強く、皮膚の乾燥も今年は目立ちます。冬の間の乾燥で秋生まれの赤ちゃんは春生まれの赤ちゃんよりアトピーになりやすいといわれます。食物アレルギーは口から感作されるよりも皮膚からのほうが重要であると考えられるようになっています。つまりこの期間の乾燥肌をどううまく乗り切るかが大きな分かれ目になります。お風呂上がりの保湿など特に留意してください。

1月のお知らせ

先月のお知らせのとおり、1月は5日(日)までお休みをいただいて6日(月)から通常通り診療を行います。また1月の市の検診は29日(水)です。午前と夕方は通常通りです。

昨年は私も長期の入院を経験し、また何人もの親しかった人を失うなど人生について深く思いをいたすことのあった一年でした。今年の年賀状の言葉は院政期の文化人釈蓮禅(藤原資基)の炉辺清談からとりました。「冬の夜数人の友人と少しの酒を暖めて飲みながら話をしている。もう一度学び直さねばならないそう思って再び本棚の前で燈火を掲げている・・・」。私ももう一度燈火を掲げて前に進みたいと思います。

昨年と違い、インフルエンザはすでに舞鶴でも大流行です。その原因としては今年はゾフルーザが使いにくいことと、舞鶴では高齢者の予防接種の通知がはっきりせず受けにくい状態となったことが大きいと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というそこまではないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。インフルエンザの治療薬は重症化した時に使うものではなく重症化を防止するのが基本なのです。
冬になると胃腸風邪がはやります。12月に入って多くの保育園・幼稚園で胃腸風邪が流行しています。注意すべきなのはノロウイルスが保育園などで流行していることです。これらのウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全員が点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。なおロタやノロニついては治癒の証明は何の意味もありません(検査で陰性だったからといって菌がなくなったという証明にはなりません)のでその点ご理解ください。
その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。

12月のお知らせ

年末年始の休み12月29日(日)から1月5日(日)までです。
12月11日(水)は市の4か月検診のため午後休診です。午前と夕方は通常通りです。

急に寒くなってきましたし、空気が乾燥しています。昼と夜の気温がこれだけ差があるとどうしても気道が敏感になって喘息発作や鼻炎症状がもちろん軽いのも重いのもありますが、多くみられます。また春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。

現在流行しているのは溶連菌感染症とRSウイルスの他マイコプラスマも一定程度見られています。

急速に寒くなってきたのに伴い、とうとう舞鶴でもインフルエンザが流行し始めました。今後いろんなところで火の手が上がることは想像に難くありません。今年の抗インフルエンザ薬はタミフルとリレンザ、それからラピアクタが中心ということになります。昨年発売されたゾフルーザは特に小児では使いにくいのが日本の現状です。

インフルエンザ罹患中の異常行動が報道などで注意喚起されていますが、それが薬によるものか病気自体によるものかについては結論は出ていません。注意は必要ですが、かかったらきちんと治療されることがよいでしょう。忘れてはいけないのは経口インフエンザ薬は重症化を抑えることが主眼であって重症となった場合の治療薬ではないということです。つまり早めに治療を開始することが大切なのです。

インフルエンザの予防接種はもう済まれましたか。インフルエンザの対策はまずはとにかくワクチンの接種、そして手洗いです。マスクやうがいもだめとは言いませんがその効果が限定的であることはいろんな疫学的な研究で確認されています。今年はワクチンの不足は今のところ大丈夫のようですが、できるだけ今年中に接種を済ませておいてください。インフルエンザについての詳細はcontentsやお知らせの中に別項目として述べてありますので是非目を通してみてください。

11月のお知らせ

保育所や市の4か月検診を再開していますが、代診の先生にクリニックの診療をお願いしている間にそちらに従事していますのでクリニックを休診にする予定はありません。私も月曜日、金曜日は午前・午後・夕方と診療するつもりにしています。
10月28日(月)からインフルエンザの予防接種を開始します。接種回数はWHOのガイドライン(世界のスタンダード)である「9歳以上は一回接種」とさせていただいています。この方法は厚労省からのパンフレットにもその旨記載されるようになっていますし、ワクチンの不足を補うという点でも有効であると考えています。ただ受験であるとか心疾患・重症のぜんそくなど諸事情のある方にはもちろんご相談に応じますので遠慮なくご相談ください。詳細はホームページ上のインフルエンザ予防接種のコラムをご覧ください。
今年は天候の不順や台風の上陸が何度もあったにしては昨年と異なりRSウイルスやアデノウイルスの流行は大したことにはなりませんでした。その他ではマイコプラスマ肺炎が結構見られております。咳がいつもの風邪とは違う、ぜいぜい言って寝られない、熱が続くという場合にはこれらの疾患の可能性も高いので、早めにご来院ください。また溶連菌や胃腸風邪も例年と同じくらいしぶとくみられるようです。
なおインフルエンザは今年は東京などでは早くから流行がみられています。関西でも大都市ではそれなりに流行が始まっているようですが、京都府北部では成人を中心に子どもにもA型、B型ともに若干の発生が見られているとはいえ流行というところまではまだないようです。 また今年のインフルエンザの治療の薬剤ですが、小児に対するゾフルーザの投与が問題になっています。昨年は結構使って実際よく効いたのですが、最近になって小児科学会、感染症学会から12歳未満の推奨を外すなどの異議が提起されているため、今期の12歳未満のインフルエンザの治療薬はタミフルとリレンザが中心になると考えています。ゾフルーザは使うとしても12歳以上の方に限定ということになりそうです。
また今年は夏が特に熱く長引いたのち急に肌寒くなるという異常気候のせいか喘息や鼻炎症状の強く出る子供さんが多くみられます。今の時期にしっかりと対策を立てておくことが冬の間を健康に過ごすための第一歩です。
その他、皮膚の乾燥やアトピーの管理も怠らないようにしてください。特に保湿剤を上手に使うことがポイントで、それで足らない時にステロイド軟こうやプロトピック軟こうを使うようにしてください。統計学的には秋に生まれた赤ちゃんのほうが春に生まれた赤ちゃんよりアトピーになる頻度はずっと高いといわれています。基本的には冬の間乾燥肌やアトピーが悪化しないようにプロアクティブ・スキンケアの指導もさせて頂きます。
それから最後になりますが、クリニックの隣の薬局が営業を休止していてご迷惑をおかけしています。開院以来ずっとお世話になってきたのですが、今のところ再開のめどはたっていないようなのが現状です。これについては当クリニックとしてもなんともしがたいところですが、東舞鶴で夕方7時まで開けておられる薬局というのも多くないことを考えるとできるだけ6時までに来院いただくのがよいのではないかと考えています。薬局の再開について何か動きがあるようでしたら直ちにお伝えしますのでもう少しご容赦ください。

10月のお知らせ

退院してから一カ月以上たちました。9月は火曜日の予防接種以外、外来に出務するのはほぼ午前中のみでしたが、10月には午前だけでなく夕方の診療も開始することとしました。ただ火曜日は午前と予防接種のみとして夕方の診療は見合わせています。今までのような午前、午後、夕方といった一日3コマの診療は水曜日応援の秋山先生にはお願いしていますが私についてはもう少しお待ちください。
成人への風疹の予防接種に対する助成があります。今のところ日本は風疹のリスクが高い地域として認識されています。まあ理由はどうあれ結構なことですし、むちキッズクリニックではお母さんなど女性に対しては対応していますのでご検討ください。男性についてはケースバイケ-スでと考えています。
9月17日(火)からインフルエンザワクチンの予約を開始しています。実際の接種開始は10月28日(月)からとしています。接種の方針としては特に昨年と変わった部分はありませんが、詳細は別のコラムをご参照ください。ワクチンの不足の可能性は低いとされていますが確実に接種するためには早いうちに予約していただくのが望ましいと思われます。なお、すでにインフルエンザが流行しているところもあるようですし、福知山や舞鶴でも若干名の報告がありました。少なくとも今の時点では流行というわけではありませんが、今後の動向は注意してみていきたいと思っています。
昨年と違って今年はアデノウイルスもRSウイルスも目立った流行は今のところ見られていません。むしろ、今年の気候は暑かったり急に涼しくなったり例年に増して不順ですし台風があい次いで上陸するなど、喘息の子供さんやそうでなくても気管の弱い子供さんの咳・鼻の症状が悪化したり長引く傾向が強く見られます。もともと運動会・文化祭など2学期はいろいろの行事がありますので、体調を崩さないよう早めにご相談ください。
10月から消費税が2%上がりましたが、今の時点ではそれを自費診療分やワクチン接種に反映させるようにはしておりません。インフルエンザワクチンも昨年と同価格で提供することとしています。ただ一部については今後若干の値上げの可能性はありますので、該当する年齢で自費の予防接種を考えておられる方は「何時でもいいや」とは思わず早めの接種をされることをお勧めします。

2019~2020年のインフルエンザワクチン接種について

今年は昨年と同様4種(A型2種、B型2種)が入っています。

2019~20年のインフルエンザワクチン
B型は昨年と一緒ですがA型はどちらも変更されています
A型株;ブリスベン(H1N1)とカンザス(H3N2)
B型株;プーケットとメリーランド

料金は昨年と同様


2回接種の場合:前払いで5,500円(税込み)
1回接種の場合:3,000円(税込み)
とさせて頂きます。10月から消費税が2%上がりましたが、今年度は昨年と同様の額で接種させていただきます。


9月18日から予約は開始させていただいています。実際に接種を開始するのは10月29日と致します。今年はワクチンが不足するということは今のところないようです。
また3歳以上は一回接種でよいという意見が一部にあることはもちろん承知していますが、これに対して厚労省の見解というものは今のところなんら出ていません。ただWHOの統一見解というものはあってそこでは「9歳以上の小児及び健康成人に対しては一回注射が適切である」としておりそれは厚労省からの通達にWHOの見解として同じ言葉で述べられています。それについて厚労省は何も評価・もしくは見解を述べていないのですが通達にその文言があるということは厚労省もそれを暗黙の了解としていると考えています。むちキッズクリニックではワクチンの不足が大々的に宣伝されていた一昨年からWHOの勧告に従ってーグローバルスタンダードに従ってー9歳以上は一回接種としています。今年も昨年と同様9歳以上の子供さんについては原則一回接種とさせていただくこととしました。ただ絶対にそうするかというとやはり受験を控えた方や喘息などの慢性呼吸器疾患、心奇形などの先天異常の子供さんなどには2回接種をお勧めしたいと考えていますので2回接種をご希望の方は遠慮なく申し出てください。
また妊娠後期のインフルエンザワクチンの接種は生後早期のインフルエンザ罹患に対する予防効果があるという報告が権威ある小児科の雑誌にあります。妊娠後期であるということ自体が免疫の低下や呼吸面積の減少という点でインフルエンザ重症化のリスクファクターであるとされていますので該当する方にはワクチンを接種されることを勧めます。

チメロサールを含まないインフルエンザワクチンは若干量生産されるみたいですが、詳細は不明です。ただ小児科学会としては特にチメロサールを含まないワクチンを選択して接種する意味は別段認められないというのが公式の見解です。以前は自閉症などの発達障害との関連を心配する声もありましたが統計学的には関係がないということで結論付けられています。また鼻からの噴霧での(つまり注射ではない)ワクチンの輸入ですが、その効果が認められないということが判明しここ数年は推奨を外されることとなっています。ただ今年についてはあまり情報がありませんのでコメントは今のところ差し控えさせていただきます。


 

インフルエンザワクチン接種対象者

1) インフルエンザ感染により重大な合併症を起こす可能性のあるハイリスクグループ
● 6か月から23か月までの乳幼児
● 65歳以上の方養護ホーム、長期療養施設入所者
● インフルエンザシーズンに妊娠している女性
● 肺・心血管系の慢性疾患を有する成人・小児、気管支ぜんそくの小児
● 糖尿病を含む慢性代謝性疾患、腎不全、免疫抑制状態にある方
● 長期アスピリン治療を受けている生後6か月から18歳の方
2) ハイリスクグループにインフルエンザをうつす可能性のあるグループ
● 病院関係者
● 養護ホーム、長期療養施設勤務者、乳児を預かる施設勤務者
● 訪問看護等でハイリスクグループの方にケアサーヴィスをする方小児を含むハイリスクグループの家族
3) その他
● 乳児:どの月齢からでも可能ですが諸般の事情から当クリニックでは生後6か月からとさせて頂いています。特に一歳未満でも保育所などに行っている子供さんには接種しておくことを進めます。
● 妊婦:妊娠中どの時期でも接種は可能です。特に予定日が流行期に含まれる妊婦の方は接種が望ましいと考えられます。ただ流産のリスクのある妊娠3か月未満では接種を勧めないという考え方もありますので、産科の先生にまずはご相談ください。
● 寮などで団体生活をしている方


 

インフルエンザ予防接種でよくある質問

1) 咳や鼻が出ていますし、37.3度の微熱がありますが・・・
症状が軽い場合は特に問題ありません。37.5度以下なら可能です。ちなみにアメリカでは熱があっても接種することもあります。
2) 風邪が治って2週間ですが・・・
可能です。日本では麻疹は治癒後4週間、水痘・風疹は2週間後から、そのほかは1週間後から可能とされています。これについては医学的な根拠があるかといわれると問題がないとも言えませんが、万が一の副反応に対する補償のことを考えると守っておくほうがよいでしょう。なお、アメリカではこのような規則はありません。
3) 水痘の子と接触して潜伏期間中のようですが接種できますか
潜伏期間かどうかはその時点ではわかりませんし、不活化ワクチンについては何ら問題はありません。生ワクチンの場合は感染可能のウイルスとバッティングすることで免疫ができにくい場合もあるかもしれませんので状況によっては延期することもあります。
4) 熱性けいれんを起こしてから一か月ですが可能でしょうか
通常けいれん後2~3か月後から接種は可能です。単純性の熱性けいれんであれば小児科の専門医が可能と考えれば2週間から接種可能というのが小児科医のコンセンサスです。インフルエンザはけいれんや脳炎・脳症になることがある病気です。そのほうがずっとリスクは高いと考えられます。
5) 抗生剤を耳鼻科からもらっていますが接種できますか
病気の状態が活動性(発熱、痛みが強い、きこえにくいなど)でなければ問題ありません。インフルエンザは季節性のものですので接種時期を失しては何にもなりません。
6) 卵アレルギーといわれていますが
一部の強い反応の既往がある方を除いて、通常麻疹・風疹ワクチンが普通にできておれば問題ありません。心配な方には最初に少量注射して大丈夫なことを確かめて、その後残量を注射するという方法もあります。


 

インフルエンザにおける異常行動について

インフルエンザの経過中に異常行動を起こす子供さんのことがときどき報道されています。 この異常行動が実はインフルエンザの治療薬タミフルの副反応ではないかという考えがあります。はっきりした原因は現在のところ不明ですが、昨年からはタミフルのジェネリックが発売されよりわかりにくくなったのは事実です。異常行動を防止するという意味でもちゃんと予防接種を受けるようにしてください。

8月と9月のお知らせ

皆さんにいろいろご心配をおかけしましたが、8月20日に退院して舞鶴に戻ってきました。主治医からは8月はおとなしくしていてくださいということですので、今月中は代診の先生方にほぼ任せて9月になったら徐々に仕事の量を増やしていくことにしています。8月はお休みの日や午前中のみということもありますが、9月には体調を見ながらまた代診の先生方のご協力をいただきながらできるだけコマを埋めていきたいと考えています。予定はいろんな形で明らかにしていきますので、少し注意してみていてください。

9月は市の検診の予定はありません。

現在舞鶴で何が流行っているかはそんなわけでよくわかりませんが、特に何ということは無いようです。また舞鶴も今年は無茶苦茶暑かったようですが、熱中症については今後ももうしばらくは注意が必要と思います。

一方喘息・鼻炎といったアレルギー疾患は異常気象のせいもあって、そろそろ異常を感じる方が増えてくるのではないかと危惧しています。例年これからの時期に体調の変化を感じられる方は早めの対応が必要と思います。

さて、今年もそろそろインフルエンザの予防接種のことを考える時期になりました。

予約は9月17日(火)から、実際の接種開始は10月28日(月)からとさせて頂きます。インフルエンザワクチンの接種は毎年受けて頂くのが原則です。毎年受けていただくことでいろんなタイプのウイルスに抵抗力がつくと考えられますので、よろしくお願いします。いまのところ、ワクチンが足らないというような話はありませんので欠品の心配なく今年は行けるのではないでしょうか。

今年もチメロサールを含むものに限定して製造されるかどうかは今のところ不明ですが、いずれにせよチメロサールを含むワクチンが自閉症や胎児への悪影響があるということは統計学的には否定されています。あまり神経質にならないで受けて頂くのがよいと考えています。

緊急のお知らせ

突然ですが、8月の初めから入院してしばらく療養することになりました。2週間程度で退院はできそうですが、8月中は静養しているようにといわれています。開院以来たくさんの方においでいただいているクリニックとしては、大変ご迷惑をおかけすることになりますが、なにとぞご寛恕のほどお願いいたします。

入院前の数日と退院後の8月の後半は現在応援に来ていただいている先生方を中心に外来をお願いしていますが、差し当たって7月30日(火)から8月17日(土)までは休診とさせていただきます。ただ退院が伸びる可能性がないわけではありませんのでいつからクリニックを再開できるかは若干流動的であることをお許しください。

いずれにせよ応援に来ていただく先生は経験もあり気心も知れている方々ですので、私と同様信頼して受診していただきたいと思います。9月になれば私も少しずつ仕事に復帰していきたいと思っています。もちろん直ちにパワー全開とはいきませんので9月以降も先生方には引き続きお力添えをいただいたうえでだんだんと仕事量を増やしていきたいと考えています。このようにいろんな方からの過分なお力をいただいてのことですので、私も10月にはほぼ今まで通りの診療ができるように頑張りたいと存じます。私のしばらくの不在を平にご容赦いただき、また私どものクリニックを私の留守中もまた復帰後も温かく見守っていただきますよう切にお願いする次第です。

8月のスケジュールは若干の変更はあるかもしれませんが下記のとおりです。
〇は朝・昼・夕の3コマ、△は午前だけとさせていただきます。また月・水の午後は基本的に予防接種とさせていただきます。
8月19日(月)、21日(水)、26日(月)、28日(水)・・・・〇
8月23日(金)、24日(土)、30日(金)、31日(土)・・・・△
 
9月以降のスケジュールについては追ってホームページでも発表しますのでよろしくお願いいたします。

7月のお知らせ

7月は市の検診などによる午後の休診はありません。
今年は例年にも増して不順な天候が続きます。日中は暑く夜になると若干冷える感じといった日々です。こういう時には気温の変化や免疫の低下などによって体調を崩しやすく、咳や鼻の続く子供さんが多くみられます。また花粉が飛んでるみたいと言って来られる方をよく見ます。夏休み前に疲れてしまって・・などということが無いよう体調管理をお願いします。

熱中症は今のところあんまりありませんが、この時期は体が慣れていないので思いがけない状況で発症したりします。特に子供さんは水分摂取なんか気にせずに遊んでいます。まだのどの渇きを覚える前から水分摂取に留意してください。OS-1を勧めますが、番茶などでも構いません。

夏は食中毒の季節です。つけない―洗うこと、増やさない―早く食べる、保存に注意、やっつける―十分な加熱の3原則が重要です。体力が落ちる季節です。十分注意してください。ロタやノロは今のところほとんどありませんが、それ以外のいわゆる胃腸風邪はいろんな保育園や幼稚園で流行しています。

また今年は手足口病の当たり年のようです。手足口病は十数種類のウイルスが原因となります。その各々が少しずつ症状が違い、ほとんどは軽症ですが中にはとてもひどいものもあります。程度に応じて治療しますので、ご相談ください。熱が下がって普通に食べられるようになって一日程度休んでも大丈夫なら登園・登校は大丈夫です。

6月のお知らせ

5日(水)午後は市の4か月検診、12日(水)19日(水)午後は保育園の検診のため休診です。よろしくお願いします。

今回は大切なお知らせがあります。実はすでに始まっているのですが今後土曜日の外来を京大小児科から応援を受けることとしました。京大医学部人間健康科学科教授の足立壮一先生と前の国立京都医療センター小児科科長秋山祐一先生を中心に若い先生方にも交代できていただくことになります。お二人とも私と専門を同じくしていますし気心の知れた間柄です。もちろん経験豊かで優秀な小児科医ですのでわたくし同様親しくお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。

結局インフルエンザはA型だけで終息したようです。例年と異なりB型の患者さんは数人にとどまりました。私のところではゾフルーザをかなり使いましたが前評判通りきわめて有効でした。危惧されたかえって熱が続くとか、抗体があるウイルスが蔓延するというようなことは全くなくゾフルーザを使った98%が投与一日で解熱元気になりました。

暑い日の次は何となく肌寒い日があったりして本当に天候の不順な日が続きます。毎年言っているような気もしますが、今年はまた特別その傾向が強いように思います。咳が長引いたり鼻の具合が悪い子供さんが外来でも多くみられます。もともと花粉であるとか黄砂であるとか呼吸器に問題が起きやすい季節であることに加えて、天候が不順なことはやはり子供たちの呼吸器のトラブルの原因となります。無理をせず健康に留意して一日を過ごしてください。

すでに熱中症が出始めています。暑い日は熱中症に気を配り肌寒いときは一枚服を重ね着するなどこまめな注意が望まれます。外出やスポーツの際には水分の補給を心がけてください。

一方、そろそろ食中毒が発生しやすい時期となりました。清潔、手洗い、冷蔵庫を信用しすぎず早めに食べる、十分な加熱といったことに留意してください。

また保育所、小学校では胃腸風邪が増えてきています。予防接種を受ける方が増えたこともあるのでしょう、ロタの流行は最近は私のクリニックの周囲では見られなくなりました。ただロタにしてもノロにしても或る意味胃腸風邪の一種で重症になりやすいということだけなので、ふつうの胃腸風邪でも同様の注意が基本的には必要です。下痢おう吐に加えて、食欲がなくぐったりしているようなときには点滴が必要なこともありますので早めの受診をお勧めします。

溶連菌感染症が流行しています。熱に加えて強いのどの痛みや声がかすれるようなことがあればその可能性があります。家族性の感染がしばしばみられるのでそれも要注意です。

また手足口病などのいわゆる夏風邪も少しずつみられるようになってきました。昨年同様今はエコーウイルスが中心のようで、重症型は見られていませんが今後どうなるかはわかりません。注視していく必要があります。
 

5月のお知らせ

4月は手違いでお知らせが掲載されなかったようで失礼しました。
連休は4月27日(土)と30日(火)は通常通り診療します。ただし30日(火)午後は予防接種の時間です。
5月1日(水)~6日(月)はお休みをいただきます。

また5月10日(金)、11日(土)は私の私用でお休みをいただきます。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

5月15日(水)は市の4か月検診で午後休診です。
午前と夕方は通常通りです。よろしくお願いします。

今年は特に花粉の飛散量が例年以上に多いようです。患者さんの数も多いですし、またその程度も激烈のようです。また花粉は鼻だけではなく、皮膚症状や夜間の激しい咳とも関係があります。今はいろんな薬もありますし、ぐすぐす言いながら我慢する必要はありません。まだまだ気を許すような状況ではありません。アレルゲンをコントロールしていつもの生活を保つことができるよう心掛けてください。ヒノキはまだまだあるようですし、スギに比べてヒノキは花粉のサイズが小さいため肺の奥まで到達しやすいといわれます。

いったん消えていたインフルエンザがまた発生しています。今度はA型もB型も見られています。たぶんそれほど流行することはないだろうと思いますが連休でいろいろのところにお出かけの機会も多いと思います。注意してお過ごしください。そのほか溶連菌感染は相変わらず流行しています。4月に入ってそろそろ疲れが出る時期というのも関連しているのかもしれません。一度ゆっくり時間を過ごすのもよいでしょう。

成人男性の間で風疹の流行があり、また麻疹の流行も取りざたされています。近くに誰か罹患した人がいるわけでもないのでリアルな問題として考えにくいと思いますが、子供さんのためでもありますのでできるだけ接種するようにしてください。また流行している地域に行かれる方は一歳未満でも接種を受け付けています。ただ一歳未満の方は日本では抗体を獲得しにくいというといわれておりそのため一回目としてカウントしないことになっており一歳になったら改めて一回目の接種をすることが推奨されています。ただ慌ててやる必要があるわけではなく、通常の1歳児と就学一年前の2回接種すれば十分であると考えられています。

そのほか髄膜炎菌のワクチン、メナクトラがあります。これは外国(多くの国で定期接種に入っています)に行かれる方やスポーツで高校の寮に入るような方は一応接種を考えていただくのが望ましいと考えます。

3月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

インフルエンザはピークは過ぎたと思われますが相変わらず流行が続いています。今年の特徴はいまのところA型だけですが、最近は2回A型にかかる方もおられます。つまり当初とは違う型のインフルエンザAもでてきたと考えられます。いずれにせよ手洗い、うがいなどに留意してください。治療は年齢や状況に合わせていろいろありますが発熱してから5日間は自宅で安静にしていること、学童より上の年齢では解熱してから2日間、それ以下の年齢では3日間は登園・登校停止というのが原則です。ゾフルーザは巷間いろいろ言われていますが私のところでは大体一日で解熱するほか家庭内での感染も少ない傾向は認められるなど不具合は全くありません。タミフルについてはジェネリックということに抵抗はありますが、最近は6か月以上からの一歳未満の乳児にもタミフルはむしろ使ったほうがよいと考えられるようになっておりご説明してから使用するようにしています。一方、イナビルは効果に疑問があるといわれるようになっており私のところでは今年は使用を見合わせています。

ただ溶連菌はインフルエンザとそう変わらないほどの流行が見られており、いままで溶連菌とインフルエンザの同時感染ということはほとんどなかったのですが、今年は溶連菌で投薬したが解熱しないというケースでインフルエンザを調べたら陽性であったとかまたその逆もぽつぽつ見られています。

今シーズンはまたいわゆる胃腸風邪も若干ながら見られるようになってきました。もちろん一部はノロウイルスによるもの又はロタウイルスによるものと思われますが、ノロやロタだから必ず重症化するというわけではありませんし、普通の胃腸風邪なら大丈夫というわけでもありません。ノロかロタかということについての検査は、状況の必要性に応じて判断して行います。

それらに隠れてはいますが、そろそろ花粉が飛び始めています。近畿地方では今年は昨年よりも飛散量は3~4倍多いことが予測されています。花粉症を持っておられる方が春先を問題なく過ごすためには以前と違って症状が出始めてからでもいいですので、できるだけ対象となる植物(スギ、ヒノキ、はんのき、シラカンバ、イネ科植物、またダニなど重要な抗原については血液検査でわかります)を確定していつからいつまで治療が必要かを確定してその時期にきちんと治療を受けることをお勧めします。

その他この季節はダニなどのアレルゲンの存在のほか気温の変動やpm2.5などの飛来物といった環境などにより、アレルギー症状が出やすい時期です。症状が出ないようにコントロールするのが治療の原則であり、できるだけ問題なく暮らして頂くためのお手伝いをしたいと考えています。

2月のお知らせ

27日(水)は市の4か月検診のため午後は休診です。午前と夕方は通常通りです。

舞鶴でもインフルエンザが大流行です。今はすべてA型でまれには2回罹患(いわゆる新型と香港型)される方もあります。少なくとも今が感染の一つ目のピークであろうと思います。今後B型の流行の可能性もあり、つまり大流行はまだまだ続く可能性が高いと思われます。

RSウイルスも一定程度見られていますし、アデノウイルスも若干ながらあるというこれもまた「仁義なき」流行というべきかもしれません。そのほか溶連菌感染症もここのところ小流行が続いていますし、冬に多いいわゆる胃腸風邪も無視できない数みられています。

このようにいろんな感染症があるうえにそろそろ喘息・花粉症の季節が近づいてきました。毎年症状が見られる方はそろそろ対応を考えておかれることをお勧めします。また花粉症は突然発症するものですので、今年はなんだか鼻がおかしい、目がかゆい、咳が治らないと思われる方も一度アレルギーの血液検査を受けていただくことをお勧めします。アトピーの重症化(接触性)もこの季節は花粉が原因で起きるともいわれます。シラカバはそろそろ、スギは2月から、ヒノキは3月、イネ科・ハンノキは5月あたりからというのが一応の目安ですが、実はダニも喘息だけでなく鼻炎やアトピーの重症化の原因となります。

また今年の冬は特に空気の乾燥が強く、インフルエンザの流行も乾燥という要素が加わってと考えられるようですが、皮膚の乾燥も今年は目立ちます。冬の間の乾燥で秋生まれの赤ちゃんは春生まれの赤ちゃんよりアトピーになりやすいといわれます。つまりこの期間の乾燥肌をどううまく乗り切るかが大きな分かれ目になります。お風呂上がりの保湿など特に留意してください。

1月のお知らせ

先月のお知らせのとおり、1月は3日(木)までお休みをいただいて4日(金)から通常通り診療を行います。1月の市の検診は16日(水)です。午前と夕方は通常通りです。

今年の年賀状の言葉は中国最古の詩文集「文選」の贈答詩から何劭が友人の張華に贈った詩からとってみました。この部分の大意は「清らかな泉の湧くのを見下ろしめでたい木が枝を伸ばし花を咲かせているのを見上げる」ということですが、全体としては身の丈に合った余生をゆっくりと味わおうというともに戦った親友に対する穏やかな友愛の情をこめた語りかけになっています。私もそろそろそのような境地に入ることができたらと願っていますが、さてどうでしょうか。

実は今日は12月22日です。まだメリークリスマスというべきかもしれませんが、来年の一月のお知らせは今のうちに入れておかないと遅くなりますので、今パソコンをたたいているわけです。

舞鶴ではまだインフルエンザはそれほど流行していませんが、多分年明けにはそれなりの流行がみられるものと思います。ただここ何年もインフルエンザの予防接種は皆さん受けておられるので以前のような大流行というものはないのではないかと思っています。考えてみればこれだけのお金と労力を使ってワクチン接種をしているのですからある程度大流行が阻止できなければ、むしろ対策それ自体の問題であるということになりかねません。それはともかく、インフルエンザに罹ったと思ったら早めに医療機関を受診して検査して陽性ならば適切な抗インフルエンザ剤を使って治療する(もちろん例外があるにしても)、これが病気を軽く済ませるための、また流行を最小限に食い止めるためのセントラル・ドグマです。インフルエンザの治療薬は重症化した時に使うものではなく重症化を防止するのが基本なのです。今年はゾフルーザという一回飲んだだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑制できる薬が上梓されました。いろんな意味でこれが今後のインフルエンザ治療の中心となる薬剤であると思われます。

冬になると胃腸風邪がはやります。12月に入って多くの保育園・幼稚園で胃腸風邪が流行しています。今のところは普通のウイルス性の胃腸風邪ですが、この時期最も問題になるのはロタウイルスとノロウイルスです。これらのウイルスによる胃腸炎もいわゆる胃腸風邪の一種であり全部が全部点滴や入院が必要になるわけではありません。重症化しない子供さんについては検査する必要もありませんし普通に治癒すると考えますが、やはり重症化することがほかの胃腸風邪より多い胃腸風邪であり、特に乳児は要注意です。少しずつ水分や刺激のない食物を取るようにしてください。またノロウイルスはその吐物や下痢の処理が通常のウイルス性のものと違うためその点に注意してください。

空気が乾燥しています。春に生まれた子供さんより秋に生まれた子供さんのほうがアトピー性皮膚炎になる可能性はずっと高いといわれており、その原因は皮膚の乾燥によることが関係しています。保湿剤を上手に使ってスキンケアするように心がけてください。また最近は食物アレルギーも皮膚からの感作が重要であることがわかってきており、食物アレルギー予防の意味でも皮膚をきれいにしておくのは大切であるといわれています。




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