どいキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・循環器小児科・アレルギー科

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5月のお知らせ

5月は10日(水)と17日(水)の午後は子ども園の健診のため休診です。午前と夕方はいつも通りです。
土曜日の外来は天理病院の小児科部長土井拓先生にお願いすることとなりました。
西舞鶴高校出身ですのでご存じの方もあるかと思います。よろしくお願いします。
なんといっても5月の医療界の最大の話題はコロナの5類への移行でしょう。国家は幅広い医療機関で診療とうたっています。厚労省からは外来における院内のゾーニング・動線分離として①待合の工夫、②発熱患者の動線の分離、③空間的分離または時間的分離などが院内感染対策として言われています。私たちのクリニックではこれらは今までも行ってきたことでもあり特に新しいことではありませんが、さてこれからというとなかなか困難ではないかと思います。とにかく、私たちの対応としては常にマスクの着用、フェイスシールド、必要時の手袋とガウン、検体採取の際のN95マスクーこれらも今までと同様ですし、疑いのある方への対応としての待機依頼などもそうです。
また、5月8日以降、コロナの患者の方は法律に基づく外出自粛は求められません。個人の判断に委ねられることになります。濃厚接触者についても自分の体調に注意することということのみが求められています。
一応、私たちからのお願いとしては
1) 発症後5日が経過し、解熱及び症状警戒から24時間立つ前では外出を控えてください。
2) 発症後10日経過するまでは、マスクの着用など何らかの形で周囲の方への感染を起こさないよう心がけてください。
といったところです。またコロナの薬については9月末までは患者の負担はありませんので、私のところでも必要と考えれば12歳以上の方にゾコーバなどを処方することはできるようになりました。

また今年は黄砂やpm2.5も例年よりひどいうえに気温の変動も激しいものがあり、アレルギー症状の増悪をきたします。血管運動性鼻炎というものがそれにあたります。杉の季節がほぼ終わって、次はヒノキです。ヒノキのほうが花粉が小さいこともあって肺に到達しやすく、症状が強めに出るといわれます。アトピーの悪化も多くみられます。これらのアレルギーの治療は最近大きく変化してきており、新しいタイプの治療法が次々と出てきています。眠くならない飲み薬もありますし、目薬も新しいものは結構有効です。花粉には鼻のスプレーも有効です。それに加えてアトピーや花粉症に対して注目されているのは1か月1回か2回の注射の治療です。年齢制限や高価であること、またどういった症状があるかなど結構ハードルは高いのですが、かゆくて勉強に身が入らないなどお困りであれば一度ご相談ください。

最後に子宮頚がんワクチンが昨年から勧奨のワクチンに追加されています。これについてはいろいろの意見がありますが、世界中で受け入れられているワクチンであり、その有効性については確立しています。日本では子宮頸がんの発生が明らかに増加してきていることもあり、このままでは先進国の中でも突出したがん大国というそしりを受けかねないことが予想されます。もちろんこれは女性を守るという意味でのジェンダーの問題でもあります。この度、新しく9価のワクチン(シルガード)が認可されました。12~15歳の方には6~12か月の間隔で2回、15歳以上の女性には今まで通り3回の接種とされています。今まで一回以上ガーダシルなどを接種した方も希望すればシルガードを接種することは可能です。その他キャッチアップ接種ということも言われており、順次該当する方には連絡がありますので考えてみてください。

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