どいキッズクリニック|舞鶴市浜の小児科・循環器小児科・アレルギー科

〒625-0036 京都府舞鶴市浜451-2

0773-62-0309

0773-62-0372

MENU

5月のお知らせ

5月は市の4か月検診はないのですが、18日と25日の水曜日は子供園などの健診のため午後休診とさせていただきます。午前と夕方は通常通りです。

舞鶴では小学校、中学校それから幼稚園など子供さんがコロナにかかることが多くなっています。学校・幼稚園が始まってクラスターの発生もあるようです。そのためむちキッズクリニックでも熱があるなど必要と思われる子供さんには2月末からPCR検査をさせていただくこととしています。高熱が出る、倦怠感が強いなどの症状がある方が対象ですので、それなりの陽性率です。症状を見ながら投薬などさせていただいていますが、私のクリニックでは今のところ重症化した方はおられないようです。ただこの感染症については全体像が見えない未知の部分も多いわけで、何があるかわからない部分もあります。今後ともいろんなことに留意しながらかかわっていかねばならないと考えています。
全国で感染者の高止まりが続いており、ゴールデンウィークの後第7波が来るかもしれないともささやかれていますが、かといってこの季節家に引っ込んで暮らすこともそろそろ無理なのかもしれません。検査が曲がりなりにも何とか遅滞なくできるようになった今、ゲームチェンジャーはやはり薬とワクチンです。子供のワクチンがいつ頃めどが立つのかわからない、薬もどうなるかわからないという今の時点では、若い人を含めて成人の3回目のワクチン接種しか7波を防ぐ有効な手立てはないのかもしれません。クリニックでのこれ以上の感染予防体制の緩和はしばらく先のことになりそうです。
もちろんその他の感染症がないわけではなく最近では手足口病が増えてきています。どういった場合でも悪くなるまで我慢するのが一番よくないことですので、早めの受診をお勧めします。

ところで各種のワクチン接種はとどこおりなく受けておられますか。コロナだからといって接種をためらうのは問題があります。しっかり受けていただくことでほかの病気にならないのがひいては通常の社会を守るという意味でも重要です。なおコロナのワクチン接種とほかのワクチン接種は2週間間隔をあけて接種してください。

杉の季節がほぼ終わって、次はヒノキです。ヒノキのほうが花粉が小さいこともあって肺に到達しやすく、症状が強めに出るといわれます。この時期は気候が変わりやすくそれだけでも鼻の症状や喘息が出やすいですし、またアトピーの悪化も多くみられます。これらのアレルギーの治療は最近大きく変化してきており、新しいタイプの治療法が次々と出てきています。眠くならない飲み薬もありますし、目薬も新しいものは結構有効です。花粉には鼻のスプレーも有効です。それに加えてアトピーや花粉症に対して注目されているのは1か月1回か2回の注射の治療です。年齢制限や高価であること、またどういった症状があるかなど結構ハードルは高いのですが、かゆくて勉強に身が入らないなどお困りであれば一度ご相談ください。

最後に子宮頚がんワクチンが4月から勧奨のワクチンに追加されました。私のところでも希望される方には接種させていただきます。これについてはいろいろの意見がありますが、世界中で受け入れられているワクチンであり、その有効性については確立しています。日本では子宮頸がんの発生が明らかに増加してきていることもあり、このままでは先進国の中でも突出したがん大国というそしりを受けかねないことが予想されます。もちろんこれは女性を守るという意味でのジェンダーの問題でもあります。接種の対象は小学6年生から高校一年の女子で6~12か月以内に計3回の接種が必要です。

TOP